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(回答先: 天木直人・メディア裏読み(11月15日)パレスチナにネルソン・マンデラは現れないか/米国のミサイル防衛計画に… 投稿者 天木ファン 日時 2004 年 11 月 15 日 21:03:44)
天木直人様、お早うございます。
いつも、問題提起のある誠実な投稿、感謝です。
ファルージャで、チェチェンで、パレスチナで、その他、様々な各地で目を覆いたくなる理不尽な出来事が絶えません。
まず、パレスチナに関しては、まず、私達がパレスチナの実情を真に、理解することが必要と思います。今日の命を保障されない人々の正当防衛的な抵抗をやめさせるには、まず、今日一日の命と心の確保が必要ではないでしょうか。
イスラエルという「狂大な」相手を前に真の闘いをするには、まず、大方が無関心でいい加減な国際世論自らに、エリを正してもらわなければなりません。
そのうえで、第二インティファーダーの指導者・マルワン・バグルーティ(45)氏であれ、ハマス幹部であれ、パレスチナの若者たちに、武器を棄てて政治闘争をよびかけることのできる「民主的な土俵」を、国際世論が提供するべきです。
土壌がないところでは闘えないと思います。
ファルージャが格好の見本です。
米国のミサイル防衛に関する我が国の追随、戦争加担のあからさまなこと、朝から憂鬱です。テレビ新聞は、皇室家の結婚報道、仮想敵国北朝鮮の、拉致問題にかんするオンパレード、そして、防衛と銘打った戦争遂行策をあれこれ論じています。
いったい、一面から北朝鮮「横田さんの遺骨」と、まるで、某週刊誌化と疑うかような報道は、バランスを欠いていないでしょうか。その中身はともかく、1,3,4,15,34,35面貸切です。
ファルージャでは10万人の市民を含む戦争がいえ、虐殺が米軍によって遂行されました。このことを報じる記事はほんの数行といったベタ記事程度。かりにも、天下の朝日新聞でこれですから、読売・産経など、推して知るべしです。
朝日は、ホントウニ、戦争政策新聞へと流れをはっきりと変えたと思えます。イラク戦争を占領と絶対いわなかったことが、今になって、理解できました。
このように、看板だけであれ、左翼傾向の新聞で、いまや、どうどうと、戦争加担を恥じない傾向にあります。かなり前から、石原都知事の独断記事を囲みで掲載していますし、各オピニオン欄も、担当が変わってからというもの、露骨な右傾化路線です。
新潟地震を含む災害、各事件や各現象も、パーツパーツできりとり、国際的な問題につなげようとしない。北朝鮮問題といった国際問題も、当事者の苦悩を戦争政策の駒として使うだけ。政治というものが、いかに、得手勝手な非道なものかがよくわかります。
なにより、こうした愚論をリードしていく各メディア、ひいては国際世論のあり方こそが、問われるべきではないでしょうか。