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(回答先: Re:お母さんに代わって 投稿者 長壁満子 日時 2004 年 12 月 03 日 08:49:08)
貴方が長壁満子さん(以下、単に「長壁さん」)を弁護なさりたいお気持ちはよくわかります。しかし、もう一度長壁さんの文章を読んでみて下さい。
無差別殺戮残虐兵器が何回も何回も「改良(改悪)につぐ改良(改悪)」を経てきたことを述べた上で、そういう兵器(ジェル状のボンドが燃えながら肉に粘着し人間を火の玉とするナパーム弾、白燐による火傷の特徴である、耐えがたいほどの苦しみを与えて殺す
http://www.asyura2.com/0411/war63/msg/1305.html
ナパーム弾など)がいかに許すべからざるものであるかを表現するために、長壁さんは「きちがいの刃物」と、何らの注釈や意味限定的字句もつけないで叙述しています。
「きちがいの刃物」という語句が「きちがいに刃物」という日本社会で使われてきた成句をふまえていることは指摘するまでもないでしょう。「きちがい」という単語は明らかに「刃物」の凶悪性と残忍性を表現・形容するために使用されています。
その上で長壁さんは、アメリカなどの戦争犯罪国家の首魁が犯している深刻で大規模な殺戮行為を非難する、この文章全体の意味・内容を端的にあらわすために、タイトル中で「きちがいの蛮行」と言いあらわしています。
ファルージャなどでの殺戮行為が野蛮の極致であることを表現するために、ここでも重ねて「きちがいの」という形容句が使用されています。
貴方は「お母さんがいっているきちがいと、世間がいっているきちがいと」は「まるで、意味がちが」うと言いますが、長壁さんの文章からそんなことを読み取るのは不可能です。
この「阿修羅」のサイトは不特定多数の人々が読んでいます。貴方のお母さんが「学生時代、精神の極限を体験した」人であり、「病気の人が事件を起こすとき、その報道の仕方にいちいち、怒ってい」ることなど知る由もない多数の人たちがこの文章を読むときには、社会で日常的に通用している言語の意味・内容として受け取ることでしょう。
頻繁にこの種のサイトに投稿されている長壁さんが、そんな初歩的ことも判っていないとしたら、失礼ながらもう少し勉強し「その視野の狭さ」を克服してから投稿なさった方がよいと思います。
精神障害者における犯罪発生率が健常者のそれと異なることはない、という厳然たる統計的事実などをふまえ、今日では「きちがいに刃物」という成句の使用が、精神障害者に対する悪質で根拠なき偏見を助長するが故に、意味無限定的に用いることは避けるべきだ、というのが良識ある国民の共通理解になっているのではないでしょうか。
いうまでもないことですが、私は「きちがい」という単語の言葉狩りをしているのではありません。障害者に対する偏見と差別感情を助長し、他人の心を傷つけるような心なきものの言い方、無分別な放言は慎むべきだ、と言っているのです。
最後に付言します。余計なことかも知れませんが、他人に対するもの言いのなかで、ご自分の母君のことを「お母さん」「お母さん」と繰り返し指称するような幼稚な言語感覚からは、早く脱却なさった方がよいと思います。