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(回答先: 社説:サマワと日本 人々の善意につけこむな [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 12 月 02 日 01:17:08)
「自衛隊の派遣延長を支持する男性は37%。対して女性は18%に過ぎない。ところが、イラク政策は男性中心の集団で決定されている。政治・経済活動における日本女性の意思決定力指数は世界38位。女性の意見が十分反映されていないのは明らかだ。」
Saraのコメント:この「世界38位」なんて数値がどこから出てきているのか、毎日新聞はソースをあきらかにしていただきたい。
しかしながら、日本のオンナとして発言させていただくと、私はコイズミ氏がオタワのサミットの時にカーボーイハットをかぶってブッシュに対して男芸者をしていたときに感じた嫌悪感と日本の将来への懸念がいまだに忘れられない。こんな男が日本を引っ張りだめにしていく!と。「ことごとく今の日本は男がだめだ!」と怒りをぶつける寸前であったが、左脳がしっかり作用している論理的男がまだまだ日本にいることを知り安心した。
とはいうものの、日本の為政者はヨーロッパの男に比べて、格段に厚みとレベルが低いように思う。己の生きる杖というか、生きていくための「根本教義」または「哲学」をもって政治に立ち向かわないからではないか。フランスのシラク大統領の懐刀といわれていたドミニク.ドウ.ビルパンの国連演説なんか見ていると、「この男の根本教義はナポレオンの生き方に通じるものがあるのではないか」と思わせるほどの迫力があった。調べて見たら。604ページにもわたる本を書いている最中だった。題は「100日、または、犠牲精神(ナポレオン最後の100日)」。積読なのでまだここでコメントできないが、小泉氏の懐刀の外相にこんな大物がいるだろうか。このままでいくと、木登りをしている3歳の女の子をヒミコか持統天皇として、日本の象徴としてただちに日本国をまとめなければ大変なことになると、ユーラシア大陸の端っこに位置する島国の将来を心から案じている私である。
日本の歴史を鑑みると、内政、外政どちらにとっても国難といえる時代には卓越した哲学者、思想家が出たと思う。私は鎌倉幕府が瓦解し、北条政権が出てきたときの道元の教えとその姿勢に日本の未来についての光明を見出す。戦乱期の鎌倉にやってきた道元は、「この日本の戦乱状態をどうしてかほしい」という北条の懇請を拒否し、永平寺に戻った。
そして、今、この21世紀に、Zenに接したくて集まってくる人間が私の住んでいるヨーロッパにごろごろいる。血で血を洗う弱肉強食的生き方についていけない人々だ。1週間の山の中のセッシンに1000人以上集まるらしい。皆、生きていく杖がほしいからだ。それを、日本の哲学思想に求めている。こうした人々がヨーロッパにも確かにいるということを知っていただきたい。
彼らは2言論のユダヤ、キリスト教でもなく、アラーでもないところに、生きていく根本教義を見出したいというという思いで日本の仏教を学んでいる。仏教は非戦、不戦の思想があるのではないだろうか。
地球戦国時代となってしまった今、小泉氏と周りの右往左往状態の閣僚と政治家を見ていると、「出でよ、21世紀の道元、日本から!」と思う。「殺すな、不殺生!」という一語が本当に根本教義となったとき、日本の反戦運動は質の転換を図るのではないか。ここに、日本の男と女の性差は関係ないと思うが、直感的に女のほうがそのことをわかっていると思う。
参考文献:「修証義」