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(回答先: シリア、イラクに治安維持軍派遣の準備完了 カタール紙 [ML アラブの声] 投稿者 white 日時 2004 年 11 月 30 日 22:00:16)
混乱に混乱を重ねてゆく事に成りつつある様だ。イラクからの「撤兵」もしたいであろうが、出来ないだろう。そうしたいから、「肩代わり先」と方法とを色々と考えるわけだ。
しかし、米国が「撤兵」すれば、イスラエル軍だけでは、イスラエルを防衛しきれない。「撤兵」すれば、アラブ諸国はまたまた反イスラエル色を濃くしてゆくであろうから、踏み切れないだろう。
ベトナム戦争の時には、フランスが仲介して、パリを舞台にして米国と北ベトナム・民族解放戦線との間で長い間の「和平交渉」が持たれた。戦争の結果は米国の敗北となったが、「交渉」は行なわれたのである。
しかし、今では「仲介」は行なわれてはいない。
「仲介」は、これから先には行なわれるかもしれない。
しかし、中東紛争は、ベトナム戦争と異なって、「宗教的信条が戦争の原因を成している」のである。それがために、「仲介」が困難になっているのである。困難な理由はそれだけではない。米国・イスラエルとEUを始めとする「他の世界」が「敵対関係」になっていることも理由をなしている。
これほどまでに、深刻な問題なのだ。
しかし、「仲介」の努力は始まるであろう。
それは、ベトナム戦争の「仲介」とは、その「動機」を異にせざるをえないであろう。
「宗教的動機」の対立の「仲介」は、「宗教的動機」で以ってしては、行なう事は出来ない。
従って、世界はこの「新しい仲介の為の動機」を探る事を始めるだろう。
侵略帝国枢軸は、中東で「破滅に至り、くたばる」かもしれない。いや、そうなるだろう。「生命」を絶たれる訳である。
しかし、世界は、それを其のままで放っておいてよい訳ではないのである。
「破壊」と「殺戮」を阻止するということは、勿論の事ではあるが、
そうではなく、
世界人類が、悪魔的帝国主義を克服して、
「人類の平和安定的世界」を招き、実現するために、
「仲介」を行なわなければならないのである。
「宗教的動機」では、最早、「仲介」を出来ないのであるから、
それは即ち、
「宗教」は「最早、世界的に指導力を失っているし、実質的には終了している」と言えるのである。信者各人の主観に残ってゆくだけの事である。指導力がなければ、活力は自然低下をしてゆく。「イデオロギー」も「亜宗教」であるから、同様の運命にある。
それこそ、大量破壊が起きようとも(それはすでに侵略帝国枢軸によってなされているではないか)、核兵器が破裂しようとも、世界の努力としての「中東和平のための最終的仲介」が成されなければならないのである。
それは、「侵略帝国枢軸の消滅」を意味するものでなければならない。
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