投稿者 なるほど 日時 2004 年 11 月 29 日 18:32:56:dfhdU2/i2Qkk2
(回答先: 外交官殺害事件から丸1年[若林ひでき議員] 投稿者 なるほど 日時 2004 年 11 月 29 日 18:06:42)
第161回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第3号
平成十六年十一月十日(水曜日)
○若林秀樹君 そういうことも含めまして、やっぱり本当に純粋に復興支援ということでやっぱり自衛隊を派遣し、それを中長期的にどういうインフラ整備も含めつなげているかということをやっぱりきっちり議論して、そしてやっぱりイラクに提示して、それを国民に説明するということが少し私は切れているんではないかなというふうに思いますんで、是非そういう側面も今後やっぱり重視していただきたいなと思います。
気が付いたら大分時間がたってしまいましたので、次の質問にさしていただきたいと思いますが。
私が今日立たしていただいたのは一つ理由がありまして、この一年間に五名の文民の方が亡くなられました。記憶に新しい香田さん、そして橋田さん、小川さん、そして奥さん、井ノ上さんであります。ちょうど一年前の十一月の二十九日に亡くなられました。
私はショックでずっとこの問題について取り上げてきましたが、いま一つ何も明らかになっておりません。五月十二日に外務省から詳細なレポートが出されましたが、そのレポート一つ取っても犯人像一つとて特定できないような状況でありますが、一年たとうとするこの時期に忘れてはいけないんです、これは。大臣の命令によって行った外交官が亡くなられたんです。それに対していまだに分かってないんですよ。最近分かったことも含めまして、大臣の方からちょっと御答弁いただきたいと思います。
○政府参考人(吉川元偉君) 若林先生、御指摘いただきましたとおり、昨年十一月の二十九日に発生いたしました、我々の同僚であります奥大使と、それから井ノ上書記官二名の殺害事件につきましては、我々としても何としてもその犯人を特定し、真相究明を行いたいと強く強く望んでおります。
五月十二日の外務省の報告書公表の後も、イラク当局に対して、犯人の逮捕に向けて捜査を継続強化してくれ、新しい事実が判明する場合には至急連絡してくれということを働き掛けを続けてきております。例えば、今年の七月に鈴木敏郎在イラク臨時代理大使、彼はその後九月には正式の大使に昇格いたしますが、臨時代理大使当時に、着任して直ちにイラクの内務大臣と内務省の次官に面談いたしまして、改めて正式に協力要請をしております。
イラク側からは、奥大使と井ノ上書記官の事件の捜査は今後も継続して事件の解決に向けて引き続き尽力するんだという意向の表明がございました。日本政府としてこの事件の実行犯の特定を含む真相究明ということを望んでいるところは若林先生ももう十分御存じの点でありまして、現地の関係当局とも引き続き緊密に連絡を取りながら真相の解明に努めてまいります。
残念ながら、五月十二日の報告以来、新しい情報、新しい事実というものは、誠に残念ではありますが判明しておりません。
○若林秀樹君 亡くなられた橋田さん、小川さん、そして香田さんは明らかにテロリストの行為であります。その残虐な行為、その目的、やったことを見れば明らかであります。しかし、井ノ上、奥さん二人は、いまだにどういう人がやったのか、それさえも全くはっきりしてないわけです。それは、この詳細な外務省のレポートを読んでいただければそれは分かるんです。ですからこそ、政府の責任としてこの問題を、ここで忘れてはならない、更に取り組んでいただきたいなと思いますが、これは私は大臣の答弁でですね、今後どういうふうにしていくか。
一つの提案ですが、もうこの際、アル・ジャジーラに情報提供を求めて、そのコマーシャルで、賞金を懸けてですね、犯人逮捕につながるようなやつはこの一年を契機にやられたらどうでしょうか。私もできる限り、もしそうされるんでしたら協力をさせていただきたいと思いますが、いかがですか。
その点も含めて、今後の取組についてお話しいただけますか。
○国務大臣(町村信孝君) 若林委員が本件で大変な熱意を持って私どもに対して御指摘をいただいておりますこと、よく承知をいたしております。外務省として、貴重なお二人の人材を失ったことは本当に今痛手でございまして、そういう意味からも是非この犯人逮捕というものに今後とも全力を尽くしていかなければいけないと、かように考えております。
現実問題、現地の警察が中心にやっぱりなるんだろうと思いますが、十分なまだまだ体制といいましょうか、が今の状況で、普通の国家であれば持っているようなそういう捜査能力等々が十分ではないというような実情もあるんだろうと思います。しかし、そういう点を含めて、またあるいは今一つの御提案もいただきましたので、そういった点も含めて、いずれにしても真相解明への努力は一生懸命やっていきたいと、かように考えております。
○若林秀樹君 今回、昨日質問通告をさせていただいた際に、上村前在イラク臨時代理大使に対しまして、政府参考人としてこの問題について答えていただきたいということでしたが、残念ながら断られました。これは、これまでのルールで原則局長というお話もあったわけでありまして、それも分からないわけではないんであります。
私は、こういう思いを言うのは余り本意ではないんですけれども、上村さんは人格的にも能力的にもすばらしい外交官であります。私も彼の下で短期間ですが仕事をしたことがあります。ですから、彼がどんな思いをしてイラクでやったかというのは非常に分かるんです。ですから、彼がここで話をしていただくというのは非常につらいんです。でも、この一年たって何も分からない。
やはり、彼が陣頭指揮を執って、一番経験して一番苦労した人がやっぱり国民、国会の前で話し手をしてもらう、事実を淡々として述べてもらう、そのことが今回の問題の一つの区切りではないかな、そんな思いで昨日話をさせていただきましたので、委員長そして与野党の理事の皆さん、是非ともそのことを御協議いただきまして、次回、十一月にもう一回委員会を開催していただいて、彼の思いを述べていただいて一つの区切りを私は付けたいと思いますので、是非御協議をいただきたいと思います、委員長。
○委員長(太田豊秋君) 後刻協議をいたします。
○若林秀樹君 ということで、今日はこの辺で終わりにさせていただきたいと思います。
よろしくお願いします。http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kaigirok/daily/select0204/161/16111100079003c.html
Re: バグダッドでスパイ容疑 元自衛官 米軍に拘束(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/0311/war45/msg/276.html
御投稿者 ああ、やっぱりさん 日時 2003 年 12 月 23 日 19:56:07:5/1orr4gevN/cバグダッドでスパイ容疑 元自衛官 米軍に拘束
元自衛官がイラクのバグダッドでスパイ容疑により、米軍当局に3日間拘束されて
いたことが分かった。この自衛官は陸上自衛隊北部方面隊元陸士長・広瀬脩氏(42)。
広瀬氏は12月11日イラクに入国、翌日ティクリット近郊の日本人外交官の殺害
現場を訪れた後、バグダッドに滞在していたが、ホテル裏で見つけた未使用の炸裂弾
の弾頭を手に持っているところを米軍当局に連行された。同氏によると、バグダッド
東部の米軍基地にあるベニヤ板で囲まれた臨時留置場に収容されたという。広瀬氏が
言う。
「取り調べは拷問に近いものでした。2日目の午後、ようやく日本大使館からウエム
ラと名乗る丸顔のひげの男が来ました。私を見るなり、『一体だれに頼まれてイラク
まで来たんだ? 今すぐ日本に帰るなら、オレから米軍に頼んで釈放してもらうよう
に言う』と恩着せがましく言うのです。私は誰に頼まれたわけでもないし、スパイ活
動をしにきたわけではない。米軍は少しでも不審に思う者をすぐスパイとみなす。そ
れほどイラク国内では反感を持たれているということです。私は自衛隊のイラク派兵
には賛成でしたが、いくら安全な場所で人道支援をやるといってもその理屈は通じま
せん。日本はよその戦争になんて手出しするべきではないと思います。米軍にスパイ
容疑で拘束され、日本大使館の冷たい態度を見て、考え方が変わりましたよ」
広瀬氏は22日アンマンから日本へ向けて帰国の予定だ。
(バグダッド本紙特派・太刀川正樹)
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