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(回答先: Re“万歳”ぼくの香団さん命!?(理論批判篇) 投稿者 餃子異性改革 日時 2004 年 11 月 10 日 18:11:06)
>「反戦のために、理論を強化しなきゃなんないんだって。
>‥‥ぼく頭よくないから」
反戦に理論は要らないという方もいらっしゃるのかも知れませんね。
しかし、ならば、何故ファルージャ攻撃が行われてしまったのか?
に答える事はできるでしょうか?
反戦デモを大々的に組織できなかったから?
じゃあ、何故反戦デモを大々的に組織できなかった?
イラクの民主化の為にはザルカウィが潜んでいるとアメリカが言う
ファルージャを攻撃し、ザルカウィを殺す必要がある?
でも、ザルカウィは既に脱出したとか。
なんでそんな事が分かるの?
と聞きたいですね。
こういった事を考える能力ぐらいは必要では?
>「然るべき指導者の下で勉強して頑張れ、ってことだろ」
然るべき指導者は日本ではこの阿修羅掲示板にしかいないのでは?
かな?
情報こそが指導者なり。
>「やだ!」
>「まあ、いろんな団体があるからな‥‥」
閉鎖的な集団で指導を受けたってダメでしょうね。
オープンな議論の場でこそ理論構築はできるでしょう。
>「反戦には、どんな理論が要るの?」
米軍が何故あのように振舞えているかについては理論が必要でしょう。
何故、我々が許してしまっているかですよ。
主観的に許していなくたってしょうがないのです。
それは行われてしまっているのですから。
「アメリカには民主主義があり、イラクにはそれが無かったから
米軍がそれを与える。」という論理を批判できなければ
話にもならないのですよ。
>「理論が無いと、見えづらいものも有るだろ? 問い詰めにくいこともあるだろ?」
論争に負ければそれは行われてしまうのです。
>「難しいこと言わないで、反戦なんだから、嘘だけ暴いていけばいいんじゃない?」
嘘をあばく事は大事でしょうが、それだけでは弱いですね。
体系的な反戦の論理が必要です。
そのものが世界観にまでなるような。
>「まあ、その嘘が体系的だから、暴いてゆくと理論になるんだろ」
そういう事です。
>「モノの観方ってこと?」
はい。
>「たぶんな‥‥蓄積されたパターンとして嘘の構造を捉えるんだから、先入観にもなるな」
前提ですよ。
証明なしに信じられている前提を疑うという事です。
>「じゃあ、嘘が増えて、文句いわれるじゃない」
>「まあ、そういうことだ。
>どっちの幻想を採るか‥‥かな」
どちらの幻想がよりリアルかという事の争いです。
>「でも、戦争ってよくわかんないよ。
>人を傷つけることが集まって戦争なんだよね?
>それって犯罪と、どう違うんだろ〜?」
違いません。
殺人を正当化する論理は全て間違いです。
>「戦争は方便なんだろ。
>戦争という実体は無い。
いや、あります。
集団的に行う殺人と暴力や恐怖による強制が戦争です。
つまり戦争の目的はテロの目的と同一です。
正しいテロと悪いテロがあるのではなく、
敵の攻撃をテロと呼び自分の攻撃を正当防衛と言うだけです。
(これはチョムスキーから拝借。)
>そこにあるのは個別の‥‥個別の被害者への殺しだ」
1つ1つは個別ですが、集団的にテロを行うのが戦争です。
>「じゃあ、戦争なんて、言わなきゃいいじゃん。
>そういう言いかたに、だいいち嘘があるよ」
はい。
>「きっと、国家がやるのが戦争なんだよ。
はい。
>資金の流れとか、情報の流れとか、技術開発の流れとか、外交とか、背後関係を含めて>戦争なんだ」
はい。
無数の原因と必然性によって戦争は行われます。
>「でも、それだと、悪いことに見えないね。特別あつかいみたい」
個人が犯す犯罪ではなく、集団が犯す犯罪だからこそ、その原理を解明する必要が
ますますあるのです。
>「だから戦争は、幻想なんだろう」
幻想ではありません。
「民主主義の為の戦争」という概念が幻想なのです。
>「じゃあ反戦も、幻想?」
「民主主義の為の戦争」という幻想を解体する為のよりよき幻想です。
>「‥‥」
>「ねえ。
>国家も人の集まりなんだよね。
はい。
>国家は幻想かな。
はい。
国家の根拠は何もありません。
「ここを日本と呼ぶことにしよう。」というだけの話です。
そしてその幻想を最もらしく見せる為に国境を定め、税金を集め、
国民と非国民の選別をし、軍隊で国境を守らせ、国政と称して
様々なママゴトをやっているのです。
地震の被災者をほったらかしにするのが国家の本質です。
>国家ってなに?」
幻想です。
>「さあ。
>命令つき集金システムかな? 地縁優位の」
そうとも言えます。
>「あれ? 何? そんなヘンテコな説明、聞いたことないよ」
>「話が長くなるな‥‥もしかして、おまえアナーキストなのか」
はい。
>「穴開き? 民衆に分かるように言ってよ」
国が無くてもやっていけるという考えです。
>「わかんなかったらいいけどな。
>じゃあ、おまえ、民衆なのか」
民衆ってのも幻想ですね。
実際には個々人しかいません。
マスで捉えても何も捉えた事になりません。
>「ぼくは、ちょっと頭わるいから、民衆にしか成れないよ。
>でも民衆が新しい世界を拓くんだから、なんてったって、だんぜん民衆だね!」
>「幻想かもな‥‥」
民衆ではなく、意識的な人間と意識的な行動が社会をよりよくするだけです。
しかし、これは決して個人崇拝を肯定する事ではありません。
個人崇拝とは特定の個人を無批判的に崇拝する事だからです。
批判精神、これこそが社会発展の原動力です。
>「幻想なの?」
>「民衆という言葉がさ。指導する側からのさ」
>「え?」
はい。
民衆の中には制御可能な人間集団の概念が密輸入されております。
マスとして扱い得るという事がそういう事を示しております。
大衆も同じ。
制御可能なのです。
>「おまえは幻想なのか。
>‥‥」
自分のことを「一市民」として考える考え方が幻想です。
これぞ奴隷根性。
>「‥‥。
>なんで顔みるの」
>「おまえの顔に、眼球と表情筋と咀嚼器官が見えるよ」
>「なんだか、キモいね」
>「ああ‥‥これが最低限必要な人間の幻想なのかもしれない。
>おまえの顔が真実なら、たしかに唯物論は幻想だろう。
>逆なら‥‥。
>光と粒子なのか」
>「どうしたの?」
>「いや‥‥香団さんは、自分なりにでも‥‥理論を構築してたんだろうか、ってね」
したからこそ、イラクに行ったのだと思います。
何の考えも無しにイラクに行けるはずもないでしょう。
香田さんが構築したであろう理論を残された者が考える事ができれば
それこそが香田さんに対する鎮魂歌になるでしょう。