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(回答先: Re:そして、人は・・・ 投稿者 長壁満子 日時 2004 年 11 月 06 日 13:52:51)
私もほとんど仕事ができてません。
先日東京へでかけ仕事を終えて実家に戻ったたときに、地震を感じました。
なんだ、またローム層に太平洋プレートが入り込んで揺らしたな、ってな程度でとらえていました。この程度(千葉県で震度4くらい)ならしょっちゅうくるから。ところがしばらくしてまた同じやつがきた。おう、珍しいな、とは思いましたがすぐに忘れました。すると夕方6時半ころにももうひとうきたので、「なんか地殻変動してんだろうなかな」なんて思いながらまた自分のことをやってました。
それからしばらくしてテレビのある部屋でごちゃごちゃと中継するような音が聞こえてきます。
どうしたのか見に行ってみたら新潟の名長岡や小千谷付近で震度6強がきて被害が出ているというのです。
あっと驚いたのが正直な感想です。
震度6強というと阪神大震災で被害をこうむった私の地域だったからです。うち最初の地震は震度7に修正されましたね。
そのほかに震度6強と6弱が合計3回もきたという。
震度7であれば古い耐震構造のほどこしてない家はまずつぶれます。
被災家屋は全半壊を含めて10万戸です。
だから阪神地域では6000名以上死んだのです。
これはただごとではないと知り、その後一晩中テレビを見ていました。
阪神大震災との救助のしかたを比べてみると、阪神では大災害にトミーが第一報を聞いて官邸でしょんべんもらしてふんどしを干していたそうですが、危機管理がどうのこうのといわれたけれども、新潟中越地震でもほとんど対応が変わらなかった。阪神では広大な範囲で震災に見舞われたために状況がつかめず、わたしがラジオを聴いていた範囲ではいつまでたっても「京都で震度5の地震があってホテルの窓ガラスが割れた」ってNHKがやってました。だって神戸のNHKは完全に破壊されてしまってニュースが出せない。職員も自分の家が壊れて避難するだけで精一杯だったろうと思う。コープこうべでも家族を含めて70人以上死んでいる。
瞬時にして原爆でも落ちたかのような光景が現出したわけです。
それに比べて中越地震ではなぜか知らないが腰が重い。
比較的範囲が狭いということで認識を甘くしたんでしょう。
まさかのときの適切な対応なんてまったく頭になかった。
これは権力者がよくおちいるおごりからきている。
台風が10個もきたのになんらのコメントもない。最後の豊岡の大洪水だけは見るに見かねたんだろうけど、ほとんど被害を無視してきている。
こんなところに内政の失敗が見てとれる。
物言わぬ国民(ゆで蛙ではない)を馬鹿にしきった対応をしてるわけですね。
こういう人たちが革命勢力になるんだってことを味わわせてやらにゃああかん。
戦前の東北の農業を彷彿とさせますよ。
私は自業自得で自分の道を選ばされたのだけれど、さすがに白菜一個千円じゃ、そしてレタスが一個400円、もう野菜なんて見てられず、中国製の瓶入りキムチを148円で買ってきて食べている。もともと好きだからいいけど、そうでない人は食べにくいんじゃないか。ここで感謝すべきは、普段から韓国・朝鮮、中国の文化を馬鹿にしていた人たちが、そちらで加工された食品が、自然災害で日本人が今食べられない状態のところを助けてくれているということです。白菜にこだわるのは、白菜が喘息にいいからです。
貧乏人には回ってこない野菜です。
中越地震では、まずもって図られるべき避難所におけるプライバシーの確保。避難者の家族単位で仕切り板をつけるべきです。天井を作るわけにはいきませんが、せめて寝るときでも間仕切り(屏風です)で仕切ってやらねば。すでに10日以上も経つわけですから毎日顔を見合わせていてもそれとなく不満がたまるのはいわなくてもわかるじゃないですか。
不謹慎な話でもうしわけないのですが、私でも私の足先に隣で寝ているよその奥さんの尻でもでてきてたらかあちゃんのと間違えて触れる、そうるすと「何すんだよ!このすけべじじい!」って言われて、次から私はそこに居れなくなる。こういう集団疎開の直接的結果としての不本意な「セクハラ」は阪神では頻繁に起きていました。その前に手配するべきだ。なのに、馬鹿の集まりである今回の政府は「被災者の感謝の声がない」などと偉ぶってる。仮説住宅も完成までに3ヶ月なんていってるけど、本来プレハブ住宅はそんなに日数がかかるわけじゃない。それほど要するということは震災対策をはじめからやっていないことの証明(つまり災害用の資材なんてはじめから確保してない)。
そのくせ、自衛隊を使って戦車を銀座のど真ん中で走らせたり渡河訓練などやって見せたりしてるけど、人助けじゃなくて、震災後の騒乱対策に力を入れている、治安問題しか頭にないのです。それゆえに「被災者は不満しか言わない」だからどうしようってんだい、え?といいたくなりますね。
被災者は私もそうですが、徐々に世間から忘れられてゆく、そして自分たちだけが取り残されたという孤独感に浸ります。とくに仕事すら失った人々は、立ち上がる元気も出てきません。ボランティアの人たちがどれほど元気を与えてくれることか。(それでも神戸では失業率10パーセントはいまだに解消できてません)。豊岡の洪水でもボランティアが多数入ってます。それほどに被害は大きい。だから心のケアが今一番大事です。
そしてパレスチナやイラクの人々のことを思うと、本当に胸が痛みます。彼らはイスラエルやアメリカにやられたあと立ち直ろうと勤めているのにこれでもかこれでもかと殺戮と破壊を繰り返す。ファルージャなど何度もの総攻撃を食らうかってんだ。
ファトアを早く出してイラクの人々の総意で侵略者をやっつけろ、といいたくなるのが、私のホンネです。
香田さん、本当につらいですね。私も同じ年頃の子を持つ親として、何もしてげられなかったことが悔やまれます。ご両親はもっと悔しい。長壁さんの優しさが投稿で胸を打ちます。
私もことのところまったく仕事が手につきません。