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日本メディア界では、香田さんを殺害したテロリストの蛮行を憤る声が踊りくるっている。しんぶん赤旗はまたしても、「テロを非難しつつ、日本政府を批判する」イラク人の声をのせている(同列では帳消しになるのだということが分からない)。幸田さんへの哀悼をテロリストの蛮行にすりかえてよしとする。もちろん、メディアというメディアが、これ以上でも以下でもないことは確信できる。
こういう精神構造が解決されない限り、今後、日本人は、どんどん、こうした標的にされるだろう。日本政府代表のコイズミは、4月の人質事件のときも、今回も、言下にテロリストとの交渉を拒絶した。明確な意図をもって、米軍の支援を受け入れ、幸田さんもろとも、イラク人の殺害を決行したも同然である。
星条旗にくるまれた幸田証生さんの遺体。
これほどの強烈なメッセージがあろうか。「お前等は米軍と一体」であるということを日本国家に突きつけたのである。このメッセージに、私は20万以上といわれるイラク人殺害の怨念を感じとる。
香田さんは、まさに、この小汚いコイズミとそれら偽りの政治でよしとする日本国民の生け贄となって、殺されたのである。自らの手が血塗られていることも気付こうとしない、ノー天気な愚民どもが跋扈するこの日本。
沖縄では、このたびの台風や洪水など、毎度のことであるという。そして、一人たりとも、死亡者はいないという。昨日の「平和への結集」第2回シンポジウムでのパネラー・金城睦氏の言である。こうしたこと一つとっても、基地を持つ沖縄、台風の通過点となる地域への配慮など、日本政府には無いのだろうことが分かる。
ここでも、私がイラク人のおびただしい無残な殺戮に憤りの発信をすると、ドコからともなく、トンチンカンなアラシレスがつきまとう。現実を直視できない典型的なゆで蛙は健在である。人災的な天災と、明確な意図であるイラク人民の殺害の区別もできない愚民相手のレスはしないつもりだが、いったい、この阿修羅板をどういう意図で参加しているのか理解に苦しむ。公安サイドと考えるには、余りに、その原稿が低劣かつ稚拙である。
私は、今回の戦争のまやかしと、延長線上にある日本政府の災害対策のお粗末さ、同時にいかに政府には国民を救う視点が無いかということを、声を大にして訴えているつもりである。
イラク人を20万人以上殺害している側の国の国民という意識すらない人で無しは、ここから退場したらどうであろうか。「ちょっとまて」だとか「なんということを」だとか、己の名さえ恥ずかしくて出せない輩が、また、ろくに文章もかけないものが、金魚の糞のごとく、一定の意図のもとに、赤ん坊よろしく片言レスを繰り返す。
4月の人質事件では、数日前から、ファルージャでの米軍の掃討作戦が準備され、緊張高まる中で、3人の人質が文字通り盾となり、人質が解放された直後、1000人ともいわれるファルージャ民衆が殺戮された。サッカー場はこどもの遺体でうまった。
そして、日本人は、今井君たち3人に続き、渡辺さん、安田さんたちが無事解放されたことで、安堵し、気休めの集会などは開かれたが、サマワに自衛隊は居続け、誰も本気で軍隊撤退などさせなかった。
今回の香田さん殺害は「米軍がイラク中部ファルージャへの爆撃を強化、総攻撃の構えを表明し、女性や子どもなど民間人の死者が急増するなかで強行されました。今年4月に日本人5人が拘束された際も、米軍による約700人といわれるファルージャ住民の大量虐殺が拘束事件を激化させたと広く指摘されました」と、しんぶん赤旗は書く。
先日、私が指摘したとおりの視点を引用?しながら、ならば、どうして、「絶対に許せない蛮行」「自衛隊撤兵、イラク政策転換を」と志位員長自ら赤っ恥発言を繰り返すのだろうか。
「絶対許せない蛮行」を繰り返しているのは、いったい、誰なのか。
絶対許せない蛮行発言をくりかえしているのは志位さん、あなたではないだろうか。
せめて、「日本軍隊撤兵を!! これ以上、米軍の蛮行を許すな!!でないだろうか。また、誤解する人がいるだろうから、つけくわえるが、だからといって、「人質をどんどん殺せ」等とは一言も言っていない。米軍の殺戮の最中の正当防衛とでもいえる現実を、一片たりとも配慮せよといってるのである。
9・11から3年が過ぎ、イラク侵略戦争から一年半以上が過ぎた。
アフガニスタンで、イラクで、民主化と称し、怖気も奮う蛮行がなおも繰り広げられている。アフガニスタンでは、「先にソ連を追い返したように、アフガン人は必ず、米軍を撤退させますよ」とは中村哲氏の言葉である。最近話す機会を得たという川田悦子氏(昨日の平和集会のパネラーとして出席された)の紹介。
同じく、天木直人氏は今週、オランダのハーグにいかれるという。国際刑事裁判所のあるそこでの集会で、きくちゆみさんたちの発案でもある、日本国憲法の危機を訴えてくるといわれた。世界各国に向けての呼びかけ、連帯である