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(回答先: 天木直人・メディア裏読み（11月12日)アラファトの死/拉致問題に関する小泉外交の責任を問う/米軍再編をめぐる外務省 投稿者 天木ファン 日時 2004 年 11 月 12 日 17:34:15)
天木さん
>パレスチナの若者よ。願わくは自爆テロを即座に停止し、非暴力のインテファーダで世界の良心に訴えてくれ。「テロとの戦い」という口実を与えなければ、イスラエルも米国も今のような政策を取り続ける事はできないであろう。「法の支配」を守らない国は、たとえ米国であっても、イスラエルであっても、世界からつまはじきにされるということを知らせてやろうじゃないか。
アラファトの死に関しては、私も、昨日、図書館で、東京、読売、毎日、朝日の各紙をコピーし、ファルージャの殲滅はどこ吹く風、興味本位な視点を基点とした報道にうんざり。吐き気さえしてまいりました。
今朝もテレビでは、「和平が終わりに近づいたということかもしれませんね」などと、他人事の評。イスラエルと米国の横暴を世界が黙認してきたことの意味など、誰一人問いかけません。
さて、いつも、天木さんのイラク戦争、中東における視点は、共感できますが、上記のまとめはどうでしょうか。パレスチナは、この６０年近く、侵略者イスラエルとの戦い、しかも、和平への闘いの連続では無かったのでしょうか。９３年ですか、和平が実ったと思うや、即座にイスラエルの思惑？でラビン首相の暗殺。和平を永久に妨害しようと、いたぶり続けるイスラエルにパレスチナ人の素手の抵抗。小石を投げる少年をイスラエルの戦車が幾度ひき殺したか。障害者を車椅子ごと、懇願する親の見ている前で虐殺。
平和な生活を突然、銃と戦車で殲滅するイスラエルの国家テロに、「非暴力のレジスタンス」とは、何という他人事ごとでしょうか。イスラムの沸点を理解できるあなたのセリフとは、とても、思えません。
今、イラク・ファルージャでも、死の街（しんぶん赤旗）と化した米軍の狂気の攻撃があります。ファルージャはイラク戦争前までは、平和な街で、発端は、学校占拠した米軍に異議申し立てをデモに米軍が発砲したのです。非暴力のレジスタンスに銃を向けたのです。
このように、米国とイスラエルは、ともに、イラクもパレスチナも、人民の掃討作戦を狙っているのではないでしょうか。米軍が得体の知れない化学兵器を使い、汚染も意に介しないところをみると、人民をただただ、奴隷状態にするだけでなく、抵抗する人間としての意志そのものを根絶する見せしめとしているとしか思えません。イラクとパレスチナを生け贄にして、地球上をあまねく、恐怖と衝撃作戦への布石としているように思えてなりません。
私達世界の人民が今、なすべきことは、これら米国のどす黒いたくらみをしっかりとと見抜くこと。外国武装勢力がどうした、こうしたではなく、きちがい帝国主義国がその刃物を振り回し、狂気の蛮行をほしいままにすることを監視・チェックすることではないでしょうか。もはや、自力では限界に近づきつつあるパレスチナ・イラクなどのイスラム人民のために、世界が良識の声をあげること。サウジアラビアをはじめとするイスラム世界のオエライ方々をの尻をひっぱたき、米国の欺瞞とイスラム世界の尊厳と人権の復権を訴えること。あわよくば、今から、もう、これ以上、「米軍は動くな、米国は軍需産業を停止」 と、叫ぶこと、実行させること。小型核だの精密誘導ミサイルだの、人類殺戮兵器をいかなる事由があれ、ストップさせること。そのためには、軍需産業に関する一切の技術提供など、許さないことです。これはもはや政治的な民度がランクアップされなければなりませんが。
イスラムには、テロリストなど、一人もいません。根っ子は、全て、米国の横暴に対する憤怒、レジスタンスです。単なる反米でもありません。民族自決を破壊する弾圧者への正義の抵抗です。ザルカウィといわれる人物のなんと、柔和な風貌でしょう。目が澄んだ、ビンラーディンとどこか似ています。ブッシュやチェイニー、ラムズフェルド又はコイズミなどの顔を比べてみてください。
私は、米国製の土俵には、一寸たりとも乗るつもりはありません。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。