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拉致されたNGO代表が救出懇願 アルジャジーラ放映
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http://www.asahi.com/international/update/1023/003.html
カタールの衛星テレビ、アルジャジーラは22日、イラクで拉致された非政府組織(NGO)「ケア・インターナショナル」のバグダッド事務所代表で英国出身のマーガレット・ハッサンさんが、泣きながらイラク駐留英軍の撤退と自身の救出を懇願するビデオ映像を放映した。
イラクでは今月、英人技師ビグリーさんが命ごいをする映像が放映された後に殺害され、英国民に衝撃を与えた。ハッサンさんも殺害される事態となれば、イラクへの部隊派遣をめぐり、ブレア政権は難しい立場に追い込まれる可能性がある。
映像の中でハッサンさんは「お願いです。英国のみなさん、ブレア首相に部隊を撤退させて下さい。部隊をバグダッドに派遣させないでください。さもなくば私は殺されます」と訴えた。
ハッサンさんはイラク人男性と結婚して約30年間、イラクに在住、同国籍も取得している。ケア・インターナショナルで10年以上働き、医薬品などの提供を続けてきた著名な人道支援活動家。19日にバグダッドで拉致されたが、犯行集団は明らかになっていない。
英政府はイラク南部に約7500人の部隊を駐留させているが、今月21日、一部を同国中部の米軍管轄地域に再配置させる方針を発表した。米軍の支援に回るとの見方が強い。
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<ケア・インターナショナル> 第2次大戦後の欧州復興で、米国の市民団体が物資の輸送をするため45年に設立したNGO。日本も戦後復興で多額の援助を受けた。現在はベルギーに本部があり、世界70カ国以上で貧困撲滅、保健、農業支援の活動をしている。 (10/23 11:57)