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(回答先: キン・ニュン首相を拘束=路線めぐる確執、権力抗争に発展か−ミャンマー 投稿者 ODA ウォッチャーズ 日時 2004 年 10 月 19 日 20:41:30)
【バンコク=吉形祐司】ミャンマー軍政は19日夜、国営放送を通じ、序列第3位で穏健派として知られるキン・ニュン首相(65)が「健康上の理由で退任を許された」と発表した。
事実上の更迭で、後任の首相にはソー・ウィン第一書記が任命された。これに先立ち、隣国タイの政府報道官は、駐ヤンゴン大使からの報告として、キン・ニュン氏が汚職容疑で解任され、自宅軟禁下に置かれたと述べていた。
軍政トップのタン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長、序列2位のマウン・エイ副議長はいずれも強硬派。後任の新首相も強硬派とされ、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんの解放や民主化は一層遠のくと見られる。
ヤンゴンからの情報などを総合すると、キン・ニュン氏は18日夜、マウン・エイ副議長の配下が率いる部隊に自宅を包囲され、辞任を迫られたという。
解任劇の背景は不明だが、タイ国軍筋などによると、陸軍生え抜きのマウン・エイ副議長と、キン・ニュン氏傘下の情報局とは、中国との国境貿易にからむ利害対立があったとされる。9月末ごろから、同氏に近い情報局担当者やビジネス関係者ら約200人が逮捕されたという情報もある。
キン・ニュン氏は1959年、国軍幹部候補生学校に入校。社会主義体制をとったネ・ウィン将軍(故人)に重用されて頭角を現し、83年には秘密警察に相当する情報局の局長に就任。88年のクーデターで、SPDCの前身の国家法秩序回復評議会(SLORC)第1書記となり、昨年8月から首相を務めていた。
(2004/10/20/01:35 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041019it13.htm