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(回答先: 南京大虐殺の参謀長長勇は沖縄32軍の中将 投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 10 月 16 日 00:31:54)
知人の薬剤師は、82だ。真珠湾攻撃には、衛生兵として潜水艦に乗り込んで参加。キスカを経て粛々と真珠湾に赴いた。この話を聞くと、私の戦争嫌いも怪しくなる。
彼は、今、南京事件を否定する。チン太郎やわしイズムなどのむさくるしい連中の説にわが意を得たかのようだ。が実は、戦争で得をした側に彼はたっているのである。まず、何よりも運がよくて生き延びることが出来たこと、次には、貧農から脱出することが出来、おまけに薬剤師の資格を手に入れることが出来たこと(学歴は、まったくない)。しかし、彼には、一方でこの結果は、引け目でもある。引け目を隠そうとして、戦争の原因は、アメリカにあったという。日本は、やむを得ずに戦ったのだという。これはずべて事実に反しているのだが。
一方、私の父は、戦争で損をした側だ。丙種合格であり、当時としては、非国民であった。おかげで、戦争には引っ張られず、おかげで今日の私もある。徴用に出かける父が黙ってゲートルを、しかし器用に巻きつけている姿が今も浮かぶ。戦争はいやだ、兵隊は嫌いだ(兵隊さんはうんこの臭い、なる詩があったっけ)。
得をした側と損した側とでは、どっちが多い?これは愚問だ。ただ、現在は、得を下側が勢いついている時代だ。損をした側からの発言が特に望まれる。