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(回答先: チョムスキーは歴史学者でも国際政治学者でもなく、言語学者。 投稿者 こいけ 日時 2004 年 10 月 09 日 10:25:47)
そうじゃなく「おかしな事を見て、おかしいと感じるかどうか」ということです。
おっしゃることはよく分かるのですが、ただ私は一人の人物の専門分野のことは全く問題にしていないのですね。チョムスキーが言語学者だということは分かっています。しかし何せ私にとっては言語学という典型的文系科目は全く苦手なもんで、彼の言語学については私も何も言うことはありません。
ただそんなことではなく、また下のほうにレスしていただいている外野さんのおっしゃる「得手不得手」というようなことでもなく、要するに基本的なもののとらえ方の問題です。これは、その人物が言語学者であっても、外科医であっても、技師であっても、警察官であっても、肉屋のオッサンであっても、まったく関係の無いことなのです。
具体的に言うと、「おかしな事を見て、おかしいと感じるかどうか」、そしてその自分が感じたことに忠実であろうとするかどうか、ということです。
例えば9.11に関連して、あの事件をテレビで見てその後の米国政府の発表とその後の行動を見て、いくつかの感じ方や表現のパターンがあったと思います。これは職業、専門、人種などにはかかわりの無いことです。
(1)最初に何かおかしいと思った・・・そしてここからさらに、
(1A)今でもおかしいと思い続けて、「おかしい」と表現している
(1B)おかしいと思ったことはうっちゃって、今では「おかしくない、米国政府の言ったとおりだ」と表現している
次に、
(2)最初に、米国政府の言うとおりだ、と思った・・・そしてここからさらに、
(2A)後で考えてみて、または(1A)タイプの人の話を聞いて、今では何かおかしいと気づいて「おかしい」と表現している
(2B)今でもおかしくないと思い続け、「おかしくない、米国政府の言ったとおりだ」と表現している
大雑把ですが、こうなると思います。人間というものは結局は自分が信じたいことを信じるものです。最初に「何かおかしい」と感じ、それを捨てずにいる人は、必ずその「おかしい」と思う根拠を探そうとしますし、「おかしくない」と思う人もそうでしょう。
問題は(1B)のタイプの人です。なぜ自分の最初の直感を捨てて逆のことを言い始めるののか?一つにはブッシュとアメリカの剣幕に恐れをなして尻尾を巻き、あるいは何かの利益に誘導されて「おかしくない」と言ってしまい、そしてその情けない姿が人にばれるのが怖いうえに自分の立場も失いそうだから、ますます強固に「おかしくない、米国政府の言うとおりだ」論にしがみついて、(1A)(2A)タイプの人々の攻撃に血道をあげ、(2B)タイプの人を扇動してタコ踊りを踊らせようとするわけです。私はこんな人間を『脳細胞を破壊された田吾作痴職人』と呼びます。
(2)タイプの人は総じて頓馬で無感覚な人間だと思いますが、その中には(2A)タイプになる人もいるでしょう。しかし恐らく多数派である(2B)タイプは頓馬で無感覚のままであり続け、(1B)タイプの人に扇動されてタコ踊りを踊り続けます。
そして、国家というものは、少なくとも今まで存在する国家は、その頓馬で無感覚な『薄ら馬鹿』が『極悪人』を支える、その体制を『脳細胞を破壊された田吾作痴職人』が懸命に守る、そんなものだと思います。
そこで私が問題にしたかったのは、チョムスキーがどのタイプなのかな?ということなのです。
ちなみに私は(1A)のタイプです。2001年9月、最初は何が起こったかわからず呆然としていましたが、あの牙をむき出した猿ブッシュの吼え声を聞き、新聞やテレビで米国政府の発表を知って、「こりゃ、おかしい」と思ったわけです。なぜ? だって・・・
「たまたま」米国内でのテロリストのチェックが甘くなって、4つの空港で武器を持った19人のテロリスト全員が「たまたま」飛行機に乗り込み、飛行機の操縦免許を取ったばかりの者がほ初めての大型旅客機を、あの小さな目標にピンポイントで「たまたま」命中させ、しかも「たまたま」3つ続けて成功、さらにそのとき「たまたま」米空軍の機能が混乱していて「たまたま」スクランブルが遅れた、それも世界に冠たる米国国防総省に対する空中警備が「たまたま」空白になった、・・・
こんな与太話、誰が信用できますかいな! もしこれが本当なら、自動車運転免許取立ての初心者ドライバーがF1グランプリで3回立て続けに優勝して、シューマッハが首をくくりセナが化けて出るでしょう。あるいは序の口に入門したばかりの3人の相撲取りが大関や横綱をバッタバッタとなぎ倒して3場所立て続けに優勝するでしょう。徹底的な組織ぐるみの八百長以外にこんなことありえますかいな!
おまけに、悪いことに私は過去の歴史、たとえば「メイン号事件」「ルシタニア号事件」「真珠湾攻撃」「トンキン湾事件」などに関する知識も多少持っていたため、「アメリカめ!またやりやがった!」と思ってしまったわけです。
そして今でもそれは変わりません。おそらく一生変わらないでしょう。「おかしいものはおかしい」わけですから。
『極悪人』は正直ですよ。だって、9.11を誰かの陰謀だなんて言うやつはテロリストと同じだ(つまりアメリカがぶち殺す)なんて内容ことを言うわけで、要するに「これは陰謀だ」と明言しているようなものです。
それに比べて(1B)タイプの人は大変でしょうね。上記のような与太話を前に、一生懸命、ど真剣に、糞真面目になって「おかしくない」証拠を探して、「おかしい」と言っている人を必死に懸命に攻撃しますね。そして人をその与太話で操ろうとしますね。そうしないと、尻尾を巻いた自分の惨めな姿が世間にばれる、また、自分の立場や収入を失うから、死に物狂いなのでしょう。
同様のことは「ホロコースト」などでも見られるようですが、私はこんなタイプの人の話など、初めから聞く気もありませんし、相手にもしません。与太話につきあっているほど暇人じゃありませんので。
ただ、わたしがたまたまスペインという国のお世話になり、「メイン号事件」を詳しく調べ、3.11事件に出くわしてしまったからには、おかしいものに対して「おかしい」と言わないタイプの人を見るとむかっ腹が立って、ついつい喧嘩を売りたくなってしまうのです。それだけのことなんですよ。
ではまた、ご縁がありましたら。