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(回答先: ドクトリンとビジョン:誰が世界を動かそうとしているのか、そしてどのように。[チョムスキー講演] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 10 月 08 日 18:23:00)
なるほど、チョムスキーの薄っぺらさも同時に分かりました
このような翻訳を地道に行って発表してくれる人たちの努力に感謝します。この苦労は自分が本のちょっとしたスペイン語の新聞記事を日本語に変えるのに脂汗を流しているのでよく分かりますが、おかげでいわゆる「スター」たちの実像もよく見えてきます。
●私がこの間追究してきていることと関連した部分のみを取り上げてみますと、文頭から4分の1ほどのところにあるのですが、
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『戦争1周年記念日に、ニューヨークのグランドセントラル駅は重装備の警官がパトロールしました。それはヨーロッパにおける最悪のテロ犯罪=マドリッド駅爆撃への反応でした。
数日後、スペインは、圧倒的大多数の意志に反して戦争を始めた政府を[総選挙を通じて]解散させました。その政府は、民衆の意思を無視することによって米国から花形的役割を期待され、「新しいヨーロッパ」は将来への希望だと大きな賞賛を得ていました。
「新しいヨーロッパ」の会員資格が、民衆の意志を退け、テキサス州クロフォードからの命令に従うことだ、ということに西側解説者は「言及しない」ように努力し、そのことに今までは見事に成功していたのです。
1年後、イラク戦争1周年の日に、「スペイン新政府は、“国連の指揮下にない限りイラクからスペイン軍を撤回させる”と宣言することによって、テロとの宥和を図った」として、スペインは米国政府から手ひどい非難を受けました。』
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●事態はそんなに単純なものではないですね。311が「テロ犯罪」などとは言えないインチキ犯罪であることは発生直後からボロが出てきています。
このチョムスキーの講演が5月4日だとすると、彼が原稿を準備するまでにはすでに、様々な奇妙な「証拠」が残りまくり、「実行犯」がマドリッド近郊都市で粉々の死体になっていました。チョムスキー先生がこの程度の表面的な情報すら集めずに原稿を準備したのであればまことにお粗末な話だし、知って書いているのならたちが悪い。すでに「あちら側」の手先の役割を果たしています。
スペインでは国民党とその周辺(ネット上の右翼的なサイトを含む)から逆の形で「インチキ・テロ=ETA実行犯=社労党黒幕」の「陰謀論」が盛んに発信されています。そしてそれはすでに4月の初めくらいの段階で始まっていました。その結果、サパテロとしては、どれほど矛盾だらけでも「イスラム・テロ」にしがみつかざるを得なくなっています。
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【参照】
http://www.asyura2.com/0411/war61/msg/108.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 10 月 07 日 10:15:14
黒幕は?サパテロ、バスク、モロッコ、フランス?:スペインで飛び交う様々な「311陰謀説」
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逆に言えば誰の目にもそれほどに「不可解さ」のあふれた「テロ事件」だったわけで、それは3月中から明らかなことでした。
●また彼は「圧倒的大多数の意志に反して戦争を始めた政府を」云々と述べています。しかしそれが、これが単純な『反戦平和意識』でないことを、私は様々な機会を通してお知らせしています。そのベースにある「メイン号のインチキ犯罪」以来の反米意識を計算に入れないと、理解できないでしょう。この文書からは明らかには読み取れませんが、もしチョムスキーが「スペイン国民の反戦平和意識」と受け取っているのなら、薄っぺらとしか言いようが無いでしょう。
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【参照】
http://www.asyura2.com/0406/bd37/msg/286.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 10 月 01 日 09:35:49:
スペインは米国の謀略テロ被害者第1号だった:メイン号事件から9.11へ
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(この私の投稿の題名にある「謀略テロ」は直接的に「謀略犯罪」とでもしておいた方がよかったですね。反語としては受け取りにくい感じがします。)
さらにアスナールがイラク戦争に積極的に加担したのは、単純に『民衆の意志を退け、テキサス州クロフォードからの命令に従うことだ』とも言い切れません。彼の夢は「世界に冠たる偉大なるスペイン帝国」の再興、世界の再編成にイニシアチブを取ることであり、スペインが「ヨーロッパの一部」として落ち着くことを最も嫌っていたのです。
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【参照】
http://www.asyura2.com/0311/war45/msg/585.html
日時 2003 年 12 月 29 日 04:41:46
イベリア半島「百鬼昼行図」 その3:「米西同盟の経緯=フランコの呪縛」
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チョムスキーのイメージしていることとは少々ずれがあるような気がします。
●またチョムスキーは『「スペイン新政府は、“国連の指揮下にない限りイラクからスペイン軍を撤回させる”と宣言することによって、テロとの宥和を図った」として、スペインは米国政府から手ひどい非難を受けました。』と言っていますが、そうかな?
4月5日、まだスペインが国民党政権下であるときに、次期国防省が内定していたホセ・ボノが「一人のスペイン市民の資格」でラムズフェルドと会見しています。
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【参照】
http://www.asyura2.com/0403/war50/msg/731.html
日時 2004 年 4 月 07 日 19:03:06
「ナジャフのスペイン軍基地付近での戦闘にはブラックウォーターが加わっていた」その他(エル・パイス)
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ここでは以下のようにお知らせしました。
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『ホセ・ボノ次期国防相、ラムズフェルドに「スペインは親密な同盟国である」と伝える』
次期国防相が内定している社労党(現カスティーリャ・イ・ラ・マンチャ州代表)は、5日(月曜日)に米国国防長官ラムズフェルドと「一人のスペイン市民の資格」で会見し、スペインがアメリカの親密な同盟国であることを伝えると同時に、6月30日までに国連がイラク情勢で主役とならない限り撤兵する公約を説明した。Abcによると、この会見は米国保守系ロビイストのブルース・P・ジャクソン氏の仲介で行われたもので、ロドリゴ・トリーリョ現国防相とは無関係である。
http://www.elpais.es/articuloCompleto.html?xref=20040407elpepinac_11&type=Tes&anchor=elpepiesp
ヨーロッパ・プレスによりますと、ホセ・ボノはサパテロに電話で「すべて順調にいった」と伝えたそうですが、何が順調なのか、よくわかりませんが。
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アメリカとの間で、スペインの撤退に関する何らかの基本合意がすでにできていた、と見る方が自然ではないでしょうか。この場合チョムスキーはそれ以後の論理をどう組み立てるのでしょうか。彼が、大新聞が発表する言葉の上での「非難」しか見ていない場合は、先ほどのように言うでしょうね。しかしそれ以上に、これもやはり彼の基本的なものの見方、考え方の薄っぺらさを表しているものと考えます。
こんな程度がアメリカの「反体制」のシンボル的知識人と言われているのですから、お先真っ暗でしょう。