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2005.1.18

2005年森田実政治日誌［18］（１月18日）

古賀誠元幹事長の１月15日の「大衆迎合政治批判」発言を支持する
――「テレビ人気依存政治」は国を滅ぼす

「断じて行えば鬼神も之を避く」（『史記』）

　　　　　(前略)

　
政治権力の手先と化した日本のマスコミ

　　多くの国民は、いまだに日本の巨大報道機関が公平な報道していると誤解しています。日本の巨大報道機関こそは事実上「永遠の勝ち組」なのです。巨大報道機関は政治権力と癒着することによって、自らを「永遠の勝ち組」にしているのです。今の日本のマスコミは、小泉政権に保護されているのです。政治権力と癒着し、政治権力の広報部に成り下がって、威張っているのです。マスコミ人ほど傲慢な人間はいません。日本のマスコミは本質的には国民の敵なのです。
　最近、ＮＨＫ問題が大きな政治問題、社会問題になっていますが、この本質はＮＨＫが政治権力の広報機関になっていることにあります。国民全体のための報道機関ではなくなってしまっているのです。ＮＨＫは政治権力そのものなのです。ただし、ＮＨＫ内部には独立精神をもった良心的なジャーナリストがいます。彼らがＮＨＫが時の政治権力の手先になることにブレーキをかけ、中立化する努力をしていたのです。しかし、今の海老沢会長の時代になって、ＮＨＫ組織自体が独裁的になり、独立精神をもった良心的ジャーナリストが排除されたのです。現体制は小泉内閣と一体化しています。
　ＮＨＫが時の内閣のサーバントになるなら、そんなＮＨＫが存在することは百害あって一利なしです。それこそ民営化すればよいのです。時の政治権力の手先のような報道機関は必要ありません。ＮＨＫは、国民の、国民による、国民のための報道機関でなければならないのです。
　大部分の大新聞も最近は与党機関誌のような新聞になっています。新聞社そのものが特定の右翼的政治集団のようになったところも出てきました。産経新聞と読売新聞の編集の中心スタッフは、明らかに特定イデオロギーをもった政治集団のようになっています。特定イデオロギーと右翼的政治目的のために紙面を使っています。日本経済新聞も大企業のための新聞です。やや中立的なのは朝日新聞と毎日新聞だけです。しかし、最近は両紙ともおかしくなりました。紙面からジャーナリズムの誇りが消えました。東京で毎日入手できる新聞のなかでは、東京新聞が最も中立的で公平です。バランスが維持されています。国民の常識に近い新聞です。
　日本の場合とく問題なのは、大新聞社と大テレビ局が系列化し一体化していることです。「アメリカでは考えられないことです」と米国の友人は言います。日本が民主主義国として生きるためには、新聞とテレビの系列化はやめるべきです。
　マスコミ批判を私が意識的書きつづけてきましたのは、マスコミを批判する者がほとんどいないからです。マスコミを批判すれば、マスコミから直ちに排除されます。マスコミの体質はきわめて権力的です。政治以上に権力的です。批判者は容赦なく切り捨てられます。したがって、若い将来性のある人はマスコミ批判ができないのです。私はもう70歳を過ぎています。マスコミのことも多少は知っています。誰かがやらなければならないことです。こういうのは欲を捨てた年寄りの仕事です。

（後略）
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（私見）

さて今回大問題をぶちあげてくれた毎日新聞の発信箱という紙面であるが、ここは毎日新聞編集部の日頃の似非リベラルの仮面の下、トンデモナイ素顔を観察できるコーナーでもある。

イラク戦争開戦前には、この発信箱で、やはり編集部の人間が「イラク反戦ﾃﾞﾓ」をフセインの手先のごとく罵倒し、更には反核運動まで「ソ連の片棒担いだ」と読売新聞も真っ青の主張を展開した記事が載っていたのである。まさに政治権力の手先と化した毎日新聞を窺い知る事ができるコーナーである。

ところで系列ﾃﾚﾋﾞ局にもよく出演する某毎日新聞論説委員は非常に小泉政権とも親密らしくイラク開戦のときは、「小泉は最期まで国際強調の為頑張った」とﾃﾚﾋﾞで褒め称え、挙句の果てには自衛隊ｲﾗｸ派遣にも賛同する社説まで掲載する始末である。いくら政権与党の機関紙を大量に発注するご身分とはいえ、ここまで政権と癒着した毎日新聞に国民は用があるのであろうか。

※ちなみにその毎日新聞は今回のNHK番組変造問題に関しﾈｯﾄアンケートを行ったところ、一部の者が必死に結果を工作しようとしたようである。以下のブログをご覧頂きたい。

http://d.hatena.ne.jp/claw/20050122

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• 上記の投稿の文中「発注」を「受注」に訂正する（『世相を衝くニュースコラム』より創価関連記事引用） 南京虫 2005/1/24 13:08:29 (0)

　

　

　

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