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(回答先: 小泉を弱腰と批判するのは小泉の応援です 投稿者 happyblue 日時 2005 年 1 月 22 日 09:33:30)
happyblueさん、どうもです。
誤解を生じるような表現をして申し訳ありませんでした。
小生は、小泉の弱腰を批判したかった(怒った)のではなく、対北強硬派のピエロぶりを批判したかったのです(結果は同じということかもしれませんが)。
小生のコメントで、「経済制裁を断固実行すべきかは、中国、韓国、アメリカ、その他の国々が支援している中でどれだけ効果があるのか精査が必要であり(これまでの期間にきちんとやっていなければならないのだが)、実行には慎重な配慮と戦略が必要だが、それにしても小泉は今国会で偽の遺骨問題など、拉致被害者捜査がいっこうに進展しないことに対して、北朝鮮にきちんとものを言うべきだろう。」とあるように、経済制裁には効果の面からも疑問があり、それにしても、日本の総意として、北朝鮮には公式に一言言っておく必要があると考えています。
こうした認識が、そのまま小泉の応援となり、アジアでの大規模戦争のきっかけになるとは、少なくとも短中期的には思っていません。
別のスレッドにも書きましたが、小生の現状認識では、アメリカは対北朝鮮戦争戦略に積極的に協力して大規模戦争をしようとしているとは考えておらず、アジアでの軍事的、政治的、経済的権益の確保のために、対北、対中国に対して、緊張関係を維持する戦略に出ていると思います(対北はそれほど重要課題ではなく、最終的には対中国シフトですね)。
小泉も同様で、北朝鮮と一戦を交えようとは考えておらず、ただ米国追従の一環として、有事法制、新防衛大綱、そして米軍のトランスフォーメーションに乗じて、(対中国だけでなく)アジア全域での軍事的地位を確保しようと考えていると思います。
そうすることで、アメリカの覚えめでたく、自身や自民党周辺のアメリカに握られた弱みが表面化することもなく、しかも小泉周辺の政、官、財が政治的、経済的メリットを享受できるということで、現状の戦略があるのだと思います。
元記事のコメントで言いたかったのは、安倍や中川、拉致議連の役割は、経済制裁も含めた対北強硬派のガス抜きであり、この辺の有象無象の連中にあまり目を奪われてはいけないということですね。
ただ、今後日本がどのような外交戦略、アジア戦略をとるべきかは、EUの動きとも絡んで、重要かつ難しい問題と思います。