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NHK特番問題:
同局が朝日新聞に18項目の公開質問状
NHKの従軍慰安婦を扱った特集番組問題をめぐり同局は21日、「政治的圧力により番組が改変された」と報じた朝日新聞に対し、記事の真偽と取材の内容に関する18項目の公開質問状を送った。この中で同局は、朝日記者が、元放送総局長が記者会見前日に電話で抗議した際、証言内容について「すりあわせ」を持ちかけた、と明らかにした。また、元総局長は取材を受けた際に、メモを取らないよう求め、記者は録音許可を得ていなかった、などとした。
公開質問状はNHKの関根昭義放送総局長名で、朝日新聞の箱島信一社長と、吉田慎一編集局長あてに送られ、回答する際には、記者会見を開き説明責任を果たすよう求めた。
記事の真偽に関しての質問は、▽中川昭一経済産業相とNHK幹部が放送前日に面会したのは事実か▽安倍晋三自民党幹事長代理がNHK幹部を呼び出したのは事実か▽番組が政治的圧力を受けて「改変」されたのは事実か−−など11項目。
記者の取材については7項目で、▽取材を受けた松尾武元放送総局長が「メモはとらないでくれ」と要求し、それ以降、朝日記者は一切メモを取らなかったという。2時間の取材内容をどう正確に記録できたのか▽19日の会見前日に、松尾氏が事実確認のため朝日記者に電話し、「録音テープがあれば聞きたい」と要求したが、テープの有無を明言しなかった。テープはあるのか−−など。
さらに質問状では、昨年8月に発覚した朝日記者による取材源漏えい問題の際に、朝日が「取材内容の録音は相手の了解を得るのが原則であり、取材相手との信頼関係を損なうことがあってはならない」との見解を示した、とし、松尾氏に取材した記者は録音許可を得ておらず、録音していたのであれば取材倫理に反すると指摘している。
また松尾氏が朝日記者に電話で「証言と記事の内容が違う」と抗議した際、記者が「どこかでひそかに会えませんか」「腹を割って調整しませんか」「すりあわせができるでしょうから」などと繰り返した、としている。
NHKの公開質問状について朝日新聞広報部は「文書を精読したうえで、私たちの立場を改めて表明したい」とのコメントを出した。【NHK問題取材班】
毎日新聞 2005年1月21日 20時08分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050122k0000m040071000c.html