現在地 HOME > 掲示板 > 政治・選挙7 > 656.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
「すべてを疑え!! MAMO's Site<ジャーナリスト坂本衛のサイト>」
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/mamos/index.html
<日録メモ風の更新情報>
01-20
●≪関根昭義放送総局長は、番組内容を政治家に事前説明することについて、「放送法上、NHK予算は国会の承認を得なくてはならず、議員に事業計画や個別の番組について正確に理解してもらう必要がある」と話し、「当然」の対応との認識を示した。(19日 23時13分)≫と朝日記事。スポニチ記事にある「公平、公正、中立性を担保するため」との言葉は使ったのか? ここは詳しく報じる意味がある
●19日、NHKが教育テレビ問題で会見。≪関根放送総局長は「安倍氏から公正公平な報道をしてほしいという言葉があった」と番組への言及は認めた。しかし放送前に国会議員に番組内容などを説明することについては「公平、公正、中立性を担保するため」と正当性を強調した。≫とスポニチ。放送総局長のくせに展覧会の協賛金集めに企業を回ったり、NHKは「不祥事の被害者」と開き直った人物だけのことはある。制作中の番組について、政府高官である自民党議員に番組内容などを説明することが、こともあろうに「公平、公正、中立性を担保するため」とは!! 記事に間違いがなければ(探したが複数の記事が見つからない。以下は、スポニチ記事が正確ならばとの条件付きの話)、この発言は、NHKが政治的に公正中立な立場で番組制作をしておらず(説明に出向く国会議員の所属政党に偏りがあるから、特定の政治勢力の意見だけを番組に反映させようとしている)、放送法に違反している明白な証拠(放送法第3条「何人からも干渉され、又は規律されることがない」、第3条の2の2「政治的に公平であること」、第3条2の4「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」のいずれにも違反していると思う)。NHK経営委員会は、番組制作においてここまで政治的に偏向した責任者は排除せよと、NHK会長に迫らなければおかしい。野党も一斉に批判するはずで(しなければ、どうかしている。今日、共同会見を開け!)、関根昭義・NHK放送総局長の辞任は避けられないでしょう。
●前・放送総局長の弁明より、放送法違反が明確な現・放送総局長の暴言こそを、新聞は取り上げなければダメ。これは、テレビ朝日・椿発言事件に匹敵する、いや、それ以上の問題発言です。急ぎ、清水英夫、服部孝章など、放送法に詳しい学者に放送総局長発言を読んでもらい、意見を聞くべき。NHKの番組は、選挙特番や政治討論番組だって特定政党の国会議員に番組内容などを事前に説明し、そのことによって「公平、公正、中立性を担保している」可能性があることを、NHKの番組制作責任者が堂々と証言したわけですから。それにしても、政府高官である自民党議員に前もって見せることによって、公平、公正、中立性が担保された(確保・維持・実現された)番組を全国放送し、政府に批判的な人や自民党支持者以外の人からも受信料を取ろうって、いくらなんでも虫がよすぎる――そのように、自民党支持者や公明党支持者すら思うのでは? 番組制作責任者がこんなことをいう放送局の番組を、受信料を支払って見せられている民主党支持者や社民党支持者や共産党支持者は、相当なお人好しだと、私は思います。