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(回答先: 趙紫陽氏死去 「天安門」どう再評価 胡政権、重い課題 (産経新聞) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 1 月 18 日 05:30:30)
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日米「中国は最大課題」 安保戦略骨格 「北」警戒強化盛る
米軍の変革・再編(トランスフォーメーション)をめぐり、日米両政府が今春の合意を目指す「共通戦略目標」の骨格が十七日、明らかになった。海・空軍力を増強する中国を「安全保障上の最大の課題」と位置づけ、核戦力を維持する極東ロシア軍も伝統的脅威と指摘した。焦点の北朝鮮は「新たな脅威」に分類し、朝鮮半島の安定化に取り組むことも明記した。これらの不安定要因に日米で共同対処する方針を前面に打ち出す。
日米両政府は、昨年十一月、外務・防衛当局の審議官級協議で共通戦略目標を議論し、近くワシントンで協議を再開。三月までに外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)を開いて共通戦略目標を発表する方針だ。
同目標は、平成八年に冷戦後の日米同盟の重要性を確認した「日米安保共同宣言」を見直す意味合いを持ち、日米の安全保障認識を一致させ、米軍再編の重要性を定義するのが目的。
目標設定の基礎となる情勢認識では、アジア・太平洋地域を「北朝鮮情勢や中台問題など、不確実で不安定な要因が存在」と指摘。伝統的脅威とテロなどの新たな脅威に分けるのが特徴だ。
伝統的脅威としては中国と極東ロシア軍に言及した。
特に中国については東シナ海などで活動を活発化させている海軍や空軍力の増強を踏まえ、「安全保障上の最大の課題で動向を注視すべきだ」と警戒感を示す。極東ロシア軍に関しては、領土問題も抱える日本側が「脅威」に加えるよう求めた。
核兵器と弾道ミサイルの開発を進める北朝鮮は、テロを含めた「新たな脅威」に分類。日米で警戒を強め、「朝鮮半島の安定が極めて重要」と指摘する。
この情勢認識に基づき、目標では(1)自衛隊と米軍の連携強化(2)陸軍第一軍団司令部(ワシントン州)のキャンプ座間(神奈川県)への移転など、米軍の前方展開兵力見直し(3)沖縄の負担軽減−といった対処方針も盛り込む。
また、米側はテロとの戦いの主戦場として中央アジア・中東を含む「不安定の弧」を「安全保障上の焦点」(防衛庁幹部)と位置づけているため、「地球的規模の安全保障環境の改善に向け、日米同盟を強化する」方針も明記する方向だ。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/18iti001.htm