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【横田めぐみさん両親単独インタビュー】「にせ遺骨にかえって安堵」 [朝鮮日報]
http://www.asyura2.com/0411/senkyo7/msg/340.html
投稿者 あっしら 日時 2004 年 12 月 22 日 21:30:55:Mo7ApAlflbQ6s
 

(回答先: 【特派員コラム】横田めぐみと朝日関係 [朝鮮日報] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 12 月 22 日 01:59:40)


 「北朝鮮が娘の遺骨だとして提供したものが別人のものであると判明した時、怒りよりも『まだ生きている』という安堵で胸を撫で下ろしました」

 1977年11月15日、日本の新潟で北朝鮮工作員に拉致された横田めぐみさんの父、横田滋(72)さんと母の早紀江(68)さんにとって、娘は拉致された当時の13歳の中学生の姿で生きていた。

 21日、記者が会った横田さん夫婦は「娘は北朝鮮のどこかに確かに生きているはず」と話した。

 「北朝鮮は早く終結させたかったのでしょう。こんな風に別人の遺骨であることが明らかになり、世界的に恥をかくとは思いもしなかったはずです」(横田滋さん)

 「死んだとすれば証拠でも提示できるはずですが、それもありません。黄長Y(ファン・ジャンヨプ)さんも娘が北朝鮮で重要な仕事を任され、秘密を知りすぎているため帰せないのだろうと言っていました」(早紀江さん)

 日本政府代表団が平壌(ピョンヤン)から「めぐみさんの遺骨」を持ち帰った先月15日は、めぐみさんが拉致されてからちょうど28年になる日だった。

 27年前(1977年) のその日、午後6時30分になっても娘が学校から帰って来ないと、母の早紀江さんは娘を迎えに出かけた。しかし、友人と別れた娘は自宅からわずか50メートルの地点で失踪した後だった。平凡なサラリーマンの家庭を襲った娘の失踪という不幸は、苛酷だった。

 「私が10分だけ早く迎えに行っていたら…。考えれば考えるほど胸が張り裂けます。焼却場で焼かれた遺体が発見されたり、海に変死体が浮び上がったという知らせが来れば、その度、娘かも知れないと心臓の縮む思いで警察署に駆け付けたものです。家庭はぼろぼろになりました。1997年1月、亡命した北朝鮮工作員アン・ミョンジンさんから娘が北朝鮮で生きているという話を聞きました。この話を聞くまで、20年という歳月が流れました」(早紀江さん)

 アンさんが紹介しためぐみさんの消息は悽惨なものだった。工作船の窮屈な空間に閉じ込められ北朝鮮に連れて行かれる時、爪で船体の壁を引っ掻きながら「ママ、助けて」と泣き叫び、船が北朝鮮に到着した時、手は真っ赤な血で染まっていたという。

 18歳の時、「朝鮮語を一生懸命習えば日本に帰ることができる」としていた約束が嘘だったことを知り、神経衰弱で二回も病院に入院した。

 両親はこのような事実を知り、できるだけ早く娘を救い出さなければならないと決心した。1997年3月、「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」が発足し、父の横田滋さんが会長を務めた。無関心だった日本政府も動き始めた。

 めぐみさんの両親は娘の失踪後、3回引越しをしているが、紐を解いていないボックスが一つある。ペンでめぐみの「め」と書かれたこのボックスの中には、娘のパジャマや教科書、好きだった漫画『ベルサイユのばら』などがびっしり詰められている。

 「娘が帰ってきたら、こんなに大事に保管していたことを見せてやりたいんです」(早紀江さん)

 めぐみさんの弟が結婚した日、披露宴の席にはめぐみさんの席も用意された。父の横田滋さんは「北朝鮮が誠意ある態度を見せない限り、対北制裁は当然であり、国交交渉も行ってはならないと主張している」と話した。

 早紀江さんは韓国に対しても、慎重に言葉を選びながらこのように話した。

 「日本は韓国の太陽政策のような政策を過去数十年間行ってきましたが、解決されたことは何一つありません。大事に育ててきた娘を、たった一人のためだけに拉致するということは、国に関係なく、人間としてやってはならないことだと訴えたいのです」

 早紀江さんは「私の娘を奪ったあの人は本当に憎いが、北朝鮮の一般国民は本当に純純だと思う。救援したい」と付け加えた。娘の失踪後、キリスト教信者になったという早紀江さんは、毎週日曜日、娘と北朝鮮住民のために祈っていると話した。

東京=鄭権鉉(チョン・グォンヒョン)特派員 khjung@chosun.com



http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/12/22/20041222000063.html


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