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(回答先: 韓国大統領:「遺骨別人、日本の衝撃理解」 毎日新聞会見 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 12 月 17 日 03:17:21)
【ソウル堀信一郎】盧武鉉(ノムヒョン)韓国大統領は16日の毎日新聞との会見で、金正日(キムジョンイル)総書記との首脳会談に現段階では消極的な態度を表明した。韓国政府内には南北首脳会談を推進しようという動きもあるが、盧大統領がこれにブレーキをかけているのは、会談が実現すれば、核問題を巡る6カ国協議の流れに悪影響を与えかねないとの判断があるようだ。
盧大統領は南北首脳会談について「いつでもどこでも歓迎する」という基本的立場を表明したものの、「今、会うのであれば、北の核問題がテーマになる。金総書記は、核問題を取り上げられることを、有利ではないと判断するだろう」との見通しを示した。
政府内の一部や与党ウリ党には、南北関係の改善や核問題解決の突破口として、首脳会談に期待する声がある。外交安保分野の責任者でもある鄭東泳(チョンドンヨン)統一相は今月2日、「05年に南北首脳会談が実現できることを希望する」と述べている。
こうした動きに対して盧大統領は、16日の会見で首脳会談の実現性について「私は首脳会談を歓迎する。しかし、国民の前に政策として公表し、積極的に提起するのは別問題だ。可能性が低い政策を発表すると、国民が混乱する」と述べ、基本姿勢と現実性をはっきり区別した。
南北首脳会談は、00年6月の金大中(キムデジュン)大統領と金正日総書記との会談以来の懸案だ。前回首脳会談の南北共同宣言には「金正日国防委員長(総書記)は今後、適切な時期にソウルを訪問することにした」との文言が盛り込まれている。
南北関係は、00年以来、回を重ねてきた南北閣僚級会談が、今年8月に北朝鮮の事情で中断されたままだ。また、8月末の第10回南北経済協力推進委員会も中止され、公式の南北対話は夏以来途絶えている。
北朝鮮との融和政策を取る盧政権にとって、北朝鮮との対話ルートを常時確保しておくことは、北朝鮮の暴発に備えた安全弁にもなるだけに、関係改善を模索している。その流れの中で、首脳会談の推進論が出ている。
一方で15日に北朝鮮・開城の工業団地が開かれた式典に鄭東泳統一相が招かれ、出席するなど改善の兆しも見えている。盧大統領は、核問題の展開を見据えながら、首脳会談のタイミングを模索することになりそうだ。
毎日新聞 2004年12月17日 3時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20041217k0000m030172000c.html