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(回答先: 中国前外相、A級戦犯分祀に言及 靖国問題で山崎氏に【朝日新聞】 投稿者 バルタン星人 日時 2004 年 11 月 22 日 07:26:05)
靖国参拝・原潜問題で応酬 日中首脳、チリで会談
http://www.asahi.com/politics/update/1122/005.html
小泉首相は21日午後(日本時間22日午前)、サンティアゴ市内のホテルで中国の胡錦涛(フー・チンタオ)国家主席と1時間余り会談した。中国側の説明によると胡主席は「中日政治関係の停滞と困難の最大の原因は、日本の指導者が靖国神社に参拝していることだ」と述べ、首相の参拝中止を求めた。胡主席が小泉首相との会談で靖国参拝に言及したのは初めて。日本側の説明によると、首相は「誠意をもって受け止める」としながらも持論を繰り返し、今後の参拝については明言を避けた。さらに中国原潜の領海侵犯事件の再発防止も求めた。
今回の会談は中国側が正面から首相の靖国神社参拝問題を取り上げる厳しい雰囲気となった。中国の首脳があえて参拝中止を求めたことで、靖国問題を解決しない限り、政治分野での日中関係の本格的な改善は見込めないことが明らかになったと言える。
会談は予定の時間を約30分超過した。中国外務省の孔泉(コン・チュワン)報道局長の説明によると、胡主席は靖国問題について「中日政治関係の困難の最大の原因は、日本の指導者が靖国神社を参拝していることだ。歴史を鑑(かがみ)にし、未来に向かう精神でうまく処理してほしい」と求めたという。
日本側の説明によると、胡主席は靖国参拝問題に言及し、「歴史を避けては通れない。適切に対処してほしい。特に来年は反ファシスト勝利60周年の敏感な年だ」と述べたという。
これに対し、小泉首相は「歴史を大切にすることは重要だ」と述べたうえで、「これまでは心ならずも戦場に赴き亡くなられた方への哀悼の誠をささげ、不戦の誓いをするということで参拝している」などと自らの従来の考えを時間をかけて説明した。今後も参拝を続けるかどうかについては明言しなかったという。首相の発言について、中国側は「日本側(首相)は『中国の立場は十分に理解する』と言った」と説明した。
中国原潜による日本領海侵犯事件について首相は、日中外相会談で李肇星(リー・チャオシン)外相から遺憾の意が示されたことを確認したうえで、「今後、再発防止が特に重要だ」と中国側の対応を求めた。
これに関して、両首脳は「いくつかの懸案については、お互いの友好関係を推進していくという大局的な見地にたって解決していきたい」という認識で一致した。
東シナ海で中国が進めるガス田開発について日中双方が対立している問題をめぐっては、首相は「適切な対応が重要だ。東シナ海を対立の海にしないようにすることが重要だ」と指摘。鉱区に関するデータ提供などに応じるよう改めて求めた。
孔局長は会談後、記者団に「東シナ海の問題については、双方が対話を通じて解決しようと言った」と説明した。
台湾問題については、胡主席は「台湾独立の動きは両岸関係の緊張の源だ」と指摘。首相は「日本の立場は日中共同声明にある通りで、台湾独立を支持しない」と述べたうえで、中国と台湾の対話による関係改善を改めて求めた。 (11/22 13:31)