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5月に行われた第2回朝・日首脳会談後、3回目となる朝・日政府間実務接触が9〜15日まで平壌で行われた。
実務接触には、朝鮮側から外務省の馬哲洙局長、宋日昊副局長をはじめとする関係者と共に、人民保安省関係者が、日本側から藪中三十二外務省アジア大洋州局長をはじめとする関係者と警察庁の関係者らが参加した。
朝鮮での拉致被害者の安否に関する調査活動は02年9月17日以後、両国間の関係悪化により中断されていたが、朝・日平壌宣言の精神と原則を再確認した第2回首脳会談直後の6月から再開された。双方は、宣言履行のための環境を整えるうえで提起される一連の懸案問題を解決するため、8、9月に2度の接触をもった。
今回の実務接触期間、朝鮮側からは調査委員会の責任者であるチン・イルボ人民保安省局長が直接参加し、拉致被害者と関連した調査活動と結果について説明、資料を提供した。
日本政府代表団は当初の予定を2日間延長し、調査資料を裏付けるための証言聴取と現場検証を朝鮮の関係者と協力しながら行った。
過去2回の接触では、一部の調査結果が通報されたことはあるが、双方の捜査機関関係者が直接対面するのは今回が初めてで、現地で調査を行ったのも初めてのこと。
一方、日本政府代表団は訪朝期間、国交正常化のための朝・日政府間会談の団長である鄭泰和外務省巡回大使、6者会談朝鮮側代表の金桂官外務次官とも会談した。
今回の接触で双方は、第2回首脳会談の合意内容を再確認した。【平壌支局】
[朝鮮新報 2004.11.16]
http://210.145.168.243/sinboj/j-2004/04/0404j1116-00001.htm