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投稿者 kaname 日時 2004 年 11 月 12 日 22:57:22:3X28X40b0xN.U
 

(回答先: 闘うリベラル・白川勝彦氏、「白昼堂々、4人組が!」 ←警察がっ! 投稿者 kaname 日時 2004 年 11 月 12 日 22:53:25)

(途中で切れてしまったので、その続きです)

例の朝の散歩は言うに及ばず、いくつかある、本当は急いでやらなければならない仕事すら、とてもできる状態ではありませんでした。
2.

昨日もほとんど寝ていたのですが、ベッドに横になるとまた眠れるのです。これが病気ということなんですね。4 時間くらいぐっすり眠りました。10時ころ目が覚めました。また、下着がびっしょりと濡れていました。これを脱ぎ捨て、新しい下着を身に付け、外出着に着替えて、私は渋谷に向かいました。3日間も風呂に入っていないので、髪は乱れていまし、髭ものびていました。ですから、普段は地下鉄ですが、むさ苦しい格好なので、タクシーで行きました。どうしても今日中に振込んでおかなければならないという用件があったからです。

タクシーを降り、2箇所の金融機関に寄り、私は渋谷に来た用件を済ませました。熱のためでしょうか、すごく喉が渇いていました。バニラシェイクを飲みたくてなって、馴染みのモスバーガーに行こうと、歩いているその時でした。何処となく、きたいかつい格好をした4人組に、いきなりグルリと囲まれました。私は、反射的に両手を入れていたベストのポケットから手を出し、身構えました。私の手には、タバコとライターが左手に、右手にはライターがありました。4人組はズボンのポケットを中のものを見せてくれ、財布を見せてくれというやいなや、私のズボンのポケットの上を強く触ってくるのです。一瞬何が起きたのか、状況を把握するのに時間がかかりました。私が4人組の襲撃を受けたのは、ハチ公前交差点から100メータ―くらい道玄坂を登った広い歩道で、通行人も多いところでした。
3.

白昼堂々、突然4人組にグルリと囲まれ、いきなりズボンのポケットの中にあるものを見せろといわれて、ズボンを強く触られたのです。私は腕に自信にあるわけではありませんが、お前たち一体何なんだ、冗談じゃないといって突き飛ばすなり、ぶん殴りたくなりました。でも、幸いにも私は冷静さを少し残していました。それをやったら、彼らの思う壺だと瞬時に判断する思考能力が、働いていたのです。

そうなのです。私を白昼堂々襲ってきた4人組は、警察官だったのです。少しむさ苦しい格好だということは、私は自覚しておりましたが、だからといって警察官の職務質問を受けなければならない状況ではないということは明らかでした。それも質問などというものではなく、いきなり4人にグルリと取り囲まれ、ズボンの左右のポケットを、そして財布の入っているズボンの後のポケットを、4人の屈強な男に、交々強く触られたのです。彼らが制服を着ていなければ、反射的にこれを突き飛ばすなり、殴り飛ばすなりして、私は自分自身を守ったでしょう。しかし、この自然な行動を私がとれば、彼らが、待ってましたとばかり公務執行妨害で私を逮捕することは、火を見るよりも明らかです。私は、弁護士である自分に戻っていたのです。

私は、私のズボンのポケットを上から強く触ろうとする彼らの手を払いながら、大きな声でこういいました。

「君たちは何で私のポケットの触るのだ。何で君たちにポケットのものや財布を見せなければならないのだ」

彼らの中でいちばん歳をくった男がいいました。

「あなたは、いま手を入れていたチョッキのものは、見せてくれたじゃないですか。怪しいものをもっていないのならば、ズボンのポケットの中のものも見せなさい。なぜ、見せられないのですか。見せなさい。財布を出しなさい」

そういいながら、執拗に私のズボンのポケットに触ってくるのです。私はだいぶ冷静になってきました。この手を払いのけることは正当防衛的な行動ですから、公務執行妨害にはなるまいと思いながら、強く払いながら大きな声でこういいました。

「私は、見せる気がない。何で財布まで見せなければならないんだ」

それでも、この4人の警察官は、ズボンのポケットの中を見せなさい、財布を見せなさいといって、私を取り囲み、そこを動こうという私の自由を完全に奪っているのです。そして、こりもせずに何度も何度もズボンのポケットの上を強く触り、中のものを確かめようとするのです。『何で触るんだと詰問すると触るのは職務質問として許されているんだ』と開き直るのです。

正確な時間はこういう状況ですから分りませんが、おそらく3〜4分くらい揉み合い、いい合いました。私はこういうことをしながらも、極めて冷静になってきました。そして、本当に空恐ろしいものに遭遇した自分に気付きました。私は弁護士ですし、また国家公安委員長をしましたので、職務質問の有用性も問題性も、よく知っています。しかし、いま私が受けていることがこの職務質問であるとしたならば、これは空恐ろしいことであり、曖昧に済ますことはできないと思ったのです。怖いというのは、警察官が怖いということでは、もちろんありません。こんなことが職務質問として行なわれていることが、空恐ろしく思えたのです。こんなことは許されてはならない、ここはじっくり勝負しようと、私は考えはじめたのです。今度は「こっちの方が執拗に食い下ってやろう」と覚悟を決めました。

私は、なぜ私のポケットの中を見せなければならないのか、何度も何度も聴きました

3.

彼らの答えは、「怪しいものがないのなら見せてください。見せられないのは、怪しいものをもっているからじゃないですか」というのです。「なんで私の体に触るんだ」と聴くと、触るのは許されているというのです。いくら見せなさいと言われても、見せるつもりは、私にはもう、まったくありませんでしたし、身体検査的に私の体を触ることは、職務質問としては許されないと思いましたので、これも、絶対に許すつもりはありませんでした。

「ポケットの中の物を見せなさい、財布を見せなさい。なぜ見せられないのですか。ますます見なければなりません。体に触るのは、許されているのです。弁護士さんに相談するという人もいますが、弁護士さんに警察官にいわれるとおりにしなさいといわれて、皆さん協力してくれるんですよ」

こんなことをいいながら、彼らは少しも態度を変えないのです。囲みを解こうともしません。正直いって私の我慢も限界に近づきつつあったのですが、無理してこの囲みを解こうとすれば、彼らが公務執行妨害として私を逮捕することは明白でした。人通りのある中、こんなことを10分以上繰り返しておりましたが、埒があかないことは明らかでした。彼らの言葉や行動は、棒を飲んだようにまったく変わらないのです。

私は、別にズボンの中に何も怪しいものなど持っていませんでした。家の鍵と小銭が入っていただけです。なぜ財布を見せろといったのか理解に苦しみますが、財布には4万ちょっとの現金と免許証と病院の診察券、それにパスネット(地下鉄のプリペイドカード)があるだけです。また、先ほどの振込みの控もありましたが、別に、見られたからといって困るほどのものでもありません。ですから、私が素直に見せれば、それで終ったかも知れません。また、それで終らせるのが賢明なやり方かも知れません。しかし、私にとって、これはもうそういう問題ではなくなっていたのです。こんなことがまかり通っていたのでは、自由も人権もあったものじゃないと私は考えていたのです。彼らも、よりによって変な人物に関わってしまったものです。
4.

人通りの多い渋谷の歩道で、「見せろ、見せない。触るな、触るのは許されているんだ」ということを15分くらい繰り返していました。遠巻きに時には人垣もできましたが、それは近くの信号待ちの時間だけでした。皆、関わり合いたくないのでしょう。本当は、誰のために鐘が鳴るなんですがね。

さて、どうやって局面を変えようかと思ったのですが、彼らの言動は何度もいうようにまったく変わらないのです。局面を変えることは、極めて難しい状況でした。ですから、私は、ひとつのカードを切ることにしました。

「私は弁護士だ。いま君たちがやっていることは、警職法では許されることではない。私は君たちのやったことを署長に訴えなけれならない。だから、まず君たちの認識番号を押さえておかなければならない。君たちの認識番号を書く。私はいまボールペンを持っていないから、貸してくれ」

こういって、私はタバコの包み紙に4人の認識番号を控えました。彼らは素直にボールペンを貸してくれ、番号も見せました。

「それでは、渋谷署に行こう。しかし、私はいま風邪をひいていて、いままでほんとに寝ていたんだ。歩いていくのはちょっとシンドイので、タクシーで行く。君たちも乗っていいから、一緒に行こう」

こういって、タクシーを拾うために反対側の車線に行くために、近くの信号に渡ろうとしたのですが、4人組はこれを体を張って妨げるのです。そして、ここじゃなんですから、交番に行きましょうとさかんにいうのです。私は別に彼らと話すつもりもありませんでしたし、彼らと話しても何にもならないことですから、まったくとり合いませんでした。ですから、状況は先程とまったく変わらないのです。

今度は、「渋谷署に行く。署長と話をする」と私がいい、「交番に行きましょう。交番で話を聞きましょう」と警察官が答えるといういう押し問答を同じ場所でまた10分くらいしたでしょうか。そうこうしている時、私は顔見知りの人を見かけましたので、ちょっと呼びました。彼は来てくれてました。私は事の次第を話して、「私が警察署へ行こうというのに、彼らが納得しないんだ。どう思う」とあえて周りの人にも聞こえるように大きな声でいいました。そして、数人が見ていることを確認して、私はタクシーを拾うために囲みを振り切って道路を渡りました。タクシーを拾って警察署に行くために多少強引に4人組の囲みを破っても、公務執行妨害で逮捕することはできないと状況と証人を作っての行動でした。

とにかく20分くらい同じ場所で4人にグルリと囲まれていた状態から、私は道路の反対側に移ることがようやくできました。しかし、4人の警察官が私をグルリと取り囲んでいるという状況はまったく変わりません。私には、逃げるつもりなどまったくありませんでしたが、タクシーを止めてこれに乗り、渋谷署に行くということは、4人に行動で完全に阻止されていました。また、私が彼らの職務質問から解放され、自由にどこかに行くことができなかったことはいうまでもありません。

さて、これから先、この一件がどうなったと思いますか。一気に書き上げるつもりで向かったのですが、けっこう長くなりました。私の風邪はまだ治っていません。書くのが少しつらくなってきましたし、こんなことでせっかく治りかけている風邪が、また、ぶり返しても困りますから、明日以降の執筆として、今日はこのくらいで休みます。お許しください。

23:50東京の寓居にて

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