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増税路線 鮮明に
来年度予算財政審建議
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20041107/mng_____sei_____001.shtml
財政制度等審議会(財務相の諮問機関)が今月半ばにとりまとめる二〇〇五年度予算編成の基本指針となる建議(意見書)素案の全容が六日、明らかになった。高齢化の進展による社会保障給付費の増加などによって財政は一層厳しい状況になっていくと指摘した上で、「歳入・歳出両面から財政構造改革を推進していくことが必要だ」と明記。歳出削減だけの改革には限界があるとの認識から、歳入面にも初めて言及し、増税路線に踏み切る構えを明確にした。
予算編成で最大の焦点となっている国と地方の税財政を見直す「三位一体改革」については、政府・与党内での調整が難航している補助金改革に触れ、義務教育費の国庫負担や生活保護負担金の「廃止・縮減、一般財源化に取り組むべきだ」と提言した。
日本の国と地方の長期債務残高は二〇〇四年度末には七百十九兆円に達し、国の一般会計は四百八十三兆円の国債残高を抱える。このため素案は「国債残高の累増が国民の間に将来への不安を強めることになれば、むしろ景気への悪影響になる」との観点から、景気のためにも財政健全化を早急に進める必要性を強調した。
地方交付税の算定基礎となる地方財政計画の総額が「七兆−八兆円」過大計上され、交付税が肥大化しているとの問題点も挙げ、〇五、〇六年度の二年間で縮減すべきだとしている。
介護保険制度については(1)利用者の自己負担割合を現行の一割から二−三割に引き上げる(2)特別養護老人ホームなど施設の入居費、食費などを保険の給付対象から除外する(3)負担軽減措置を受けることができる低所得者の範囲を限定する−などの改革を実施、給付の抑制を図ることを求めた。