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米長ファンであった者の米長発言の感想
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投稿者 へぼ将棋 日時 2004 年 11 月 02 日 02:35:29:mk1g5OmMOpwIU
 

米長邦雄が現役で、名人戦をはじめとする番勝負で中原誠としのぎを削っていたころ、私は米長のファンだった。何回も何回も中原に挑んだが、勝ったのはほんの数回だった。負ける度に、私はため息をついたものである。米長も4(3?)冠王などと騒がれたこともあったが、その期間は短く、その中には名人位はなかったはずである。その後、ようやく、落ち目の中原から名人位を奪取したが、翌年、羽生に負けた。

テレビ将棋の米長の解説は素人にも分かりやすく、おもしろいエピソードを紹介したり、米長が解説するテレビ将棋を見るのが楽しかった。へぼでも将棋が好きだった私は、米長の書いた将棋の本をよく分からないまま将棋盤に並べてみたものである。

しかし、そのころ、題名は忘れたが、米長が歴史のことか何かを書いた本を読んだことがあったが、えらく失望した思い出がある。そのとき、気がついたのは、将棋の天才でも他のことではただの人、というしごく当たり前のことであった。(他分野でもそれなりになるには、それなりの努力と研鑽が必要ということ。)

その後、引退し、東京都教育委員会委員などになって、えらく右翼的言辞をもてあそぶ知事の下で何をやるのかと、少々心配してながめていたが、予想される中で最悪の役回りを演じてしまったようである(昔の読後感と同じ感想)。将棋普及を中心にし、中立的立場を保ち、両者をたしなめる程度がいいところではなかったのか。

米長は「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事」といったそうだが、彼のHPをみる限りでは、その考えの根拠は何もないようである。このような状態で米長が公的な立場で同種の発言をすることは極めて危険である。「国旗掲揚・国歌斉唱」に対し、永遠不滅の原理のように思う人たちと、極めて敏感に拒否反応を示す人たちの対立が続く中で、何の根拠もなく一方に加担することになるからである。

ところで、「国旗・国歌」の問題は、東京都教育委員会などがむりやり問題化しているだけであって、そうたいしたものではないと思う。多くの人たちは日常、これを意識して生活していないからである。いまの日本は、それを意識しないですむ社会になっているからである。これをむりやり意識させるのは、大きなお世話であり、それこそ無理筋というものであろう。

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