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(回答先: 天木直人・メディア裏読み(10月16日) 議院内閣制の否定は憲法違反ではないのか/これはもうお笑いコンビだ 他 投稿者 天木ファン 日時 2004 年 10 月 16 日 14:08:10)
私の祖父は戦時中に国債を買っていたのですが、敗戦でそれは紙屑になりました。その後、大幅なインフレで日本は大変に苦労して、新円切り替えまでやりました。昔は「円」の下に(縁の下ではありません。ジョーク)「銭」の単位があって、円は米国の$と同じような位置にあったわけです。
戦前では天皇以外に軍隊を動かす権限はなく、それを厳密に守れば容易に戦争には至らなかったのです。しかし、軍隊は天皇を無視して現場の軍人達によって動かされました。彼らは主観的には国のためを考えて動かしたのですが、それはよい結果を招きませんでした。張作霖爆殺や2・26事件に天皇は激怒されましたが、その後もあまり改善されず、戦争突入となりました。当時の軍人や政治家は天皇の平和思想が理解できなかったようです。天皇が「いけない」と言われたら、それを考えてみようとする姿勢が無かったようです。内心で天皇を軽んじていたことが主流であったようです。
米・英の日・中対立戦略に乗せられ、大戦に引き入れられました。
戦後の平和憲法は、戦後の東西対立やその後の流動的な混乱から我が国を十分に守ってくれる力を備えています。であるからこそ、昭和天皇は平和憲法が決まった時に大いに喜ばれたわけなのです。ご自分の地位の安泰の為に喜ばれたのではありません。
それでありますから、平和憲法を犯すことは、統帥権を犯すことと同じ結果を招くのです。天皇はいつでも戦争を望まれません。
今また、侵略者の戦略に乗ってはいけません。平和を守り、追及せねばなりません。
侵略者にはもう、あまり後が無いのではありませんか。
これ以上に戦争に参加してゆきますと、今の「円」が紙屑に近づくかもしれません。
デノミなんかになるかもしれません。多くの人が損失を受けるでしょう。
帝国主義国家の破綻(米・英等)のあおりを日本も大きく受けるでしょう。
今や、それを出来るだけ避ける努力をしなければなりません。
私の親は、戦時中に軍事工場に勤めていました。勤労動員で、中学生から大学生まで来ていたそうです。それを見て、「今の学生は可哀想だ。落ち着いて勉強する事が出来ない。知識も教養も育たない。彼らはとても可哀想だが、彼らが育って国の指導的立場に立った時の日本のことが心配だ。彼らには国家を経営してゆく力がとても貧弱であろうと思うからだ」と思ったそうです。それを、戦後になって私に話しました。私には強い印象として残っています。
皆さん、余り今の日本について、悲観する必要はないかもしれない。いまの自民党を始めとする指導者の人たちはある意味で戦争の犠牲者であって、力が不足なのでしょう。
若い人たちの方が、受験体制の被害は受けてはいるが、余裕の中で育っているから、力を持っているとも考えられるからです。自信を持ってください。