現在地 HOME > 掲示板 > 政治・選挙6 > 213.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
選挙不正が続々:共和党系有権者登録活動団体が各州で民主党支持者の申込を大量廃棄
ネバダ州klas-tvのスクープより。
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/10/post_6.html
ネバダ州で、共和党系の有権者登録代行団体が、民主党支持者の登録票を大量廃棄していることが判明した。さらに、同様の不正行為が、コロラド、オレゴン、アリゾナ、ペンシルバニア、メーン、バージニア、ミズーリ、ミネソタ、ミシガン、オハイオ、ウィスコンシン、その他各州でも進行している可能性がある。(ひょっとしたら4年前のフロリダ以上の大騒ぎになるかもしれない)
現在までに発覚している不正の概要は以下のとおり:
無党派を自称する「Voters Outreach of America」という団体が、ショッピングモール、商店街、政府施設前など、人の集まる場所で有権者登録票を配布し、大統領選挙への参加を促した。各地の住民は次々とその登録票に記入、同団体のスタッフが用紙を回収した。その後同団体スタッフは、回収した登録票のうち、民主党支持者の申込分を全て廃棄した。廃棄の事実は、当然ながら、申込者には知らせていないので、投票日当日になって、はじめて有権者は自分に投票資格がないことがわかる仕組みである。
組織的な選挙不正を行っている団体「Voters Outreach of America」に資金援助しているのは共和党全国委員会。団体代表はアーロン・ジェイムズという人物で、その背後にいる資金提供者はネイサン・スプロウル---スプロウル・アンド・アソシエイツという政策コンサルティング企業を経営する元アリゾナ州共和党委員長で、アリゾナ州キリスト教徒連合を率いる人物である。この二人は、アリゾナ州でラルフ・ネイダーの大統領選挙活動を支援している。
スプロウル・アンド・アソシエイツが愚かなのは、登録申込を促すために、スタッフに成果報酬を約束しておきながら支払いを怠っていたことだ。怒ったスタッフが内部告発者としてメディアに登場し、民主党支持者の登録用紙の廃棄事実が暴露されてしまったのである。
(その他参照リンク:コロラド州の報道/事件を追求する有名ブログ:Daily Kos)
ところで、今回の不正が発覚したきっかけのひとつは、オレゴン州ミッドフォードの図書館長を務めるメーガン・オフラティさんが、オレゴン各地の図書館宛てに配達された手紙に疑惑を抱いたのが始まりだった。
その手紙---「図書館に有権者登録のブースを作るので協力して欲しい」という依頼の手紙には、スプロウル・アンド・アソシエイツと記されていた。
「スプロウル・アンド・アソシエイツは、無党派の全国有権者登録活動“America Votes”に認定された政策コンサルティング企業です」という手紙の説明を疑った彼女は、ネットでリサーチして、手紙の主が前アリゾナ州共和党委員長であることを発見。そのネイサン・スプロウルという人物が、無党派の全国活動“America Votes”とは無関係でありながら、紛らわしい名称を使い(スプロウル・アンド・アソシエイツは自らの活動を正式には“Project America Votes”と名乗っていた)図書館側を騙すつもりであったことをつきとめて、同僚たちに警戒連絡をしたのである。
マイケル・ムーアの著作を言論の封殺から助け出し、司法長官の違法な国民監視から読者を守り、今度は国民の投票を守ったわけだ。ヴォネガット氏の言うとおり、図書館員の皆さんに拍手を送りたい。(もちろん、元図書館司書のファーストレディは除外する)
民主主義を本当に擁護する気があるのなら、合衆国政府は、国防総省ではなく図書館に投資すべきではないか