現在地 HOME > 掲示板 > 政治・選挙6 > 147.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
■□■ 日刊ゲンダイ Dailymail Digest 2004年10月11日号(平日毎日発行)
■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
------------------------------------------------------------
国会議員でもない山崎拓が国政の重要問題に、
したり顔をしてアレコレ手を出しているのは
重大な憲法違反ではないのか。引退した野中広務が
郵政民営化反対派の会議に出席しているのも何かヘンではないか
------------------------------------------------------------
案の定、「首相補佐官」に任命された山崎拓氏(67)がでしゃばり始めている。
あっちこっちで言いたい放題、連日のように新聞に取り上げられている。
そもそも補佐官は首相に意見するためのブレーン、あくまで裏方のはずだ。それに
見合ったレベルの発言ならともかく、早くも山拓は“越権行為”を繰り返している。
日米安保や在日米軍の再編問題など、天下国家を左右する内容まで公言してはばから
ないのだから、とても見過ごせない。
地元・福岡の企業や経済団体の代表らを集めた5日の朝食会では「郵政民営化法案
の審議で反乱が起きるのはほぼ必定。党内の大半も法案に反対しており、最終的には
解散・総選挙になる」と、まるで首相気取り。
6日に都内で開かれた講演会でも「(米軍再編問題は)日米安保条約が定める在日
米軍の行動範囲の極東をはるかに超えた行動が予測される。非常に大きな安全保障上
の課題だ」と、外相や防衛庁長官並みのエラソーな発言だ。
どう考えてもおかしくないか。5日付の朝日新聞「声」欄にこんな女性読者の投書
があった。
「(山崎拓氏は)女性スキャンダルが次々と出てきて騒がれ、結局は選挙民の信頼を
なくし、昨年の総選挙で落選した。選挙民が選ばなかった人を、なぜ首相は起用した
のか。その理由も神経も理解できない――」
その通りだ。山拓は幹事長経験がある“大物”なのに新人に負けた。大変な屈辱で、
「政治家失格」のラク印を押されたのと同じだ。
補佐官起用だけでもキテレツな話なのに、起用された途端に議員以上にのさばって
いるのだから、言語道断である。
▼ 都知事も官僚も“山拓詣で”の異常 ▼
「小泉首相の盟友である山拓の影響力は、補佐官になったことでさらに増しています。
石原慎太郎都知事の“陳情”がいい例でしょう。米軍横田基地の『軍民共用化』につ
いて、石原知事は官房長官を飛び越えて山拓に直訴しています。独断専行の首相も、
安保と防衛問題は山拓の言いなりということが分かっているからです。機を見るに敏
な霞が関の役人連中も、官邸にせっせと通って“山拓詣で”をしていますよ」(官邸
事情通)
曲がりなりにも日本は、議会制民主主義の国だ。選挙で選ばれた代表や選良が国会
を構成し、国家の方針はそこで決められる。だから憲法41条は「国権の最高機関は
国会」と定めているのだ。
それなのに経済財政諮問会議といった集まりが事実上の国権を握ったり、ましてや
落選中のハレンチ男が重大な政策を左右するなんて、憲法をナメ切っている。立正大
教授の金子勝氏(政治学)がこう言う。
「憲法の規定に従えば、民間人の大臣登用もあるわけですが、それは誰もが認めるス
ペシャリストだからこそです。基本的に国政は、選挙で信任された議員が担うもの。
それを、有権者に拒否された人物が補佐官になって議員以上に“行政権力”を持った
り、首相の代理人気取りというのは明らかにおかしい。本末転倒ですし、議会制民主
主義の否定ですよ」
→もっと詳しくご覧になりたいお客様は、こちらから有料版をお申し込みください。
かんたん!クレジット決済で申し込む http://www.ngendai.com/digest/subscribe/
その他の決済で申し込む http://www.ngendai.com/pay/index.html
http://www.mag2.com/m/0000021570.htm