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(回答先: わいせつ行為最多196人 03年度、公立校の教員(児童の被害者は103人)【東京新聞】 投稿者 バルタン星人 日時 2004 年 12 月 10 日 19:11:19)
精神性疾患のため、昨年度に病気休職した全国の公立学校教員は、前年度より507人増えて過去最多の3194人だった。文部科学省が10日、まとめた。また、懲戒処分を受けた教員の数は、「わいせつ行為等」が155人、「体罰」が173人でいずれも過去最多だった。一方、卒業式などで「君が代」の斉唱時に起立しなかったとして東京都教委が大量処分を行い、この問題をめぐる全国の懲戒者数は前年度の約7.5倍の194人にのぼった。
全休職者6304人のほとんどは病気休職で、その半分以上は精神性疾患が原因だ。精神性疾患で休職する教員の数はこの10年増え続けており、教員約290人に1人の割合になる。94年度(1188人)からの10年間で約2.7倍になった。
東京都教職員互助会「三楽病院」の中島一憲・精神神経科部長によると、同病院の03年の現職教員の新規患者は353人。98年の263人から90人増えている。50代のベテラン層が多く、「現場の変化についていけない」という訴えが目立つ。悩みの1位は「生徒指導の問題」で「職場の人間関係」が続く。
一方、交通事故やわいせつ行為などで03年度に懲戒処分を受けた教員の総数は1359人(02年度1213人)。訓告や諭旨免職も合わせると4341人(同3545人)だった。
「わいせつ行為等」による懲戒処分者のうち、約7割の107人が懲戒免職になった。勤務する学校の児童・生徒に対するものが85人、卒業生に対しては6人いた。文科省は、児童・生徒に対するわいせつ行為があれば、原則として懲戒免職にするよう教育委員会に指導している。
「体罰」の懲戒処分者は前年度比36人増。免職が1人、停職が21人いた。体罰による被害は、骨折・ねんざが22人、鼓膜損傷が30人、外傷が57人などとなっている。
一方、卒業式で「君が代」を斉唱する際、起立しなかったなどとして、過去最多の計194人が戒告処分を受けた。うち179人は東京都の教員だった。ほかは広島県の13人、広島市、石川県が各1人となっている。
このほか、指導力不足を理由に5人が分限免職となった。 (12/10 18:59)
http://www.asahi.com/national/update/1210/022.html