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http://www.asahi.com/national/update/1202/018.html
中央自動車道の回数券を大量に偽造したとして、警視庁は、都内の印刷会社社長ら4人を有価証券偽造の疑いで逮捕したと2日発表した。警視庁はこのグループが偽造した回数券は、中央自動車道に加えて首都高速や、阪神高速など計約480万枚(約40億円相当)に上り、うち約380万枚(約25億円相当)が市中に出回っているとみて調べている。
また、同庁は容疑者の知人宅から千円札(旧紙幣)の印刷用フィルムなどを押収しており、偽造グループが通貨偽造も計画していたとみている。
逮捕されたのは川崎市川崎区浜町2丁目、元印刷業斎藤賢一(40)、東京都北区神谷2丁目、製版会社社長渡部敏夫(55)、板橋区高島平9丁目、印刷会社経営中山進(62)、荒川区町屋8丁目、製本会社経営小沢敦(61)の4容疑者。いずれも容疑を認めているという。
捜査2課の調べでは、斎藤容疑者らは6〜7月、中央自動車道の乗用車用と大型車用の回数券約22万枚(1億2000万円分)を偽造した疑い。
同課によると、斎藤容疑者が本物の回数券をスキャナーで読み込んで印刷用フィルムを作製。渡部容疑者の製版会社で原版に複写し、中山容疑者の印刷工場で大量に印刷していた。さらに小沢容疑者の製本所でこれらの偽造券を1冊100枚のつづりに仕上げるなど役割を分担していた。偽造券は暴力団組員らが金券ショップに持ち込むなどして換金していた。
偽造を始めたのは02年10月で、偽造券は首都高速230万枚▽中央自動車道30万枚▽東京外環道50万枚▽阪神高速130万枚など計480万枚に上る。
これらの偽造券は大田区内の倉庫に保管しており、同課は未使用券約100万枚や偽造に使ったデータが入ったCD−ROMを押収した。残る偽造券約380万枚は金券ショップや料金所で換金されるなどして出回っている可能性が高い。
この事件では日本道路公団八王子料金所(東京都八王子市)に偽造回数券を持ち込むなどしたとして、換金役の稲川会系暴力団幹部ら9人が偽造有価証券行使などの疑いで7月以降に逮捕されており、逮捕者はこれで計13人(うち5人は処分保留で釈放)になった。 (12/02 11:22)