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http://www.asahi.com/national/update/1201/035.html
兵庫県警自動車警ら隊が実績作りのために捜査書類を偽造していた問題で、県警は1日、調査した約2年半の間に計約250件の不正行為があり、元隊員ら144人が関与していたと発表した。とくに悪質と判断した元隊員ら13人について同日、虚偽有印公文書作成・同行使容疑などで神戸地検に書類送検し、当時の上司を含めて計163人を処分した。警察の不祥事でこれほどの処分者が出たのは極めて異例。
県警は偽造問題が発覚した今年1月、特別捜査チームを設け、資料が残っていた02年1月〜今年7月に隊員らが取り扱った約1万500件を対象に、関係者から事情聴取するなどして調査を進めてきた。
書類送検された13人のうち12人は、自転車の横領事件など計18件について、実際は所有者が不明なのに被害届を偽造して盗難事件をでっち上げ、捜査書類を警察署に報告するなどした疑い。これらの捜査書類は検察庁などに送られた。
12人のうち44歳の巡査部長が最初に偽造を手がけたとして懲戒免職になったほか、7人が停職3〜1カ月、4人が減給3カ月の処分を受けた。残る1人は書類偽造には関与しなかったが、所有者が分からない自転車を勝手に巡査部長に譲ったとして、業務上横領容疑で送検された。
さらに、ほかの元隊員120人について、実際は署の応援で捜査したのに自らが職務質問したように装い、被害届を偽造するなどしたことが判明。11人が減給、109人が訓戒処分となった。
監督責任としては前隊長の警視(57)と元隊長補佐の警部(47)が減給となるなど、計18人が処分された。不正に関与した署の警察官12人も口頭注意処分になった。
記者会見した相浦勇二・警務部長は「現場レベルの不正行為で、上司らの関与は認められなかった」と説明し、不正行為があった期間については「事情聴取の結果、過去数年にわたっていたことが判明したが、資料が残っておらず、特定できない」と述べた。
(12/01 21:52)