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(回答先: 「犯行やめたら殺される」 福岡の一家殺害で魏被告供述 [産経−共同]【↑記事に若干の追加】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 12 月 01 日 02:54:11)
福岡市東区の一家四人殺害事件で、強盗殺人などの罪に問われた元専門学校生魏巍被告(24)=河南省出身=の公判が三十日、福岡地裁(川口宰護裁判長)であった。被告人質問で魏被告は「私が何をしても何を言っても遺族の心の傷はいやせない」と語り、遺族に謝罪した。公判では中国当局作成による共犯者の供述調書が証拠採用され「強盗ではなく殺人目的のように印象づけようとした」「別の居酒屋店主を狙った強盗殺人を計画していた」などの供述が新たに明らかになった。
公判は被害者の遺族も傍聴した。魏被告は弁護人の質問に対し「犯行の途中で怖くなり、耐えられなくなって外に出た。逃げようかと思ったが、捜査の手がかりを残すし、仲間二人から殺されると思った」と供述し、「こんなことになって後悔している。もう一回やり直せるなら、こういうことのないようにしたい」と述べた。これまで検察側が証拠請求した陳述書の中で謝罪の意を示したことが明らかにされていたが、魏被告本人が公判で謝罪の言葉を語ったのは初めて。
公判では、中国で公判中の日本語学校元生徒、王亮(22)と私立大元留学生、楊寧(24)両被告=いずれも吉林省出身=の取り調べに福岡地検検事らが立ち会って作成された供述調書について、川口裁判長が「犯罪立証に不可欠。日本の刑事訴訟法の基本理念にも反していない」として一部を除き証拠採用することを決めた。身柄引き渡し条約を締結していない中国当局作成の「共犯」調書採用は例がないという。
採用された調書によると、当初は被害者の松本真二郎さん=当時(41)=方で五百万円程度奪えると見込んでいたが、失敗した場合、事件が強盗ではなく殺人目的のように印象づけようとし、さらに別の強盗殺人を計画していた。楊被告の供述によると、王、魏両被告から「分け前を増やすため事件後に仲間の一人を殺害しよう」と提案もあったという。
ただ、「計画を立てた二人に従った」とする魏被告に対し、王被告は「途中で『殺したくない』と何度も中止を訴えたが、魏被告が納得しなかった」などと供述。松本さんの妻や長男の殺害状況についても三人が責任を押しつけ合っている。
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/news002.html