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(回答先: 【ディーゼル排ガス規制】三井物産、排ガス除去の性能偽る 全品回収・交換へ [朝日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 11 月 23 日 01:10:36)
「裏切り行為だ」。三井物産による排ガス浄化装置の虚偽データ作成が明らかになった22日、東京都やトラック業界の関係者は一斉に怒りの声を上げた。
都会の大気汚染改善のため、運送業者に多額の出費を強いて浄化装置の設置を義務づけ、昨年10月に首都圏で始まったディーゼル車規制。先導してきた都の担当者は「中小の運送業者は血のにじむ思いで協力してくれたのに」と、激しい口調で三井物産を非難した。
都に三井物産から連絡があったのは今月18日。同社役員が都庁に謝罪に訪れたが、詳細が不明だったため、その日のうちに都の専門家が同社に乗り込み、聞き取りや書類で確認をした。
同社によると、2003年1月、都職員の立ち会いの下に行われた測定実験では、都職員の見えない場所でデータの数値を不正に操作。担当者は同社の調べに対して不正を認め、「事業を成功させたかった」と話したという。
都は能力の乏しい同社の浄化装置を付けたトラック・バスの保有者に対し、5000台分、計約18億円の補助金を支出していた。それだけに、環境局の幹部は「信じられない事態だ。日本を代表する大手商社ということで信頼していたのに」と批判。今後、同社の法令違反の有無を調べたうえで、違反が確認された場合は法的措置を検討するとしている。
都内の運送業者で作る東京都トラック協会の牧野良一専務理事は、「せっかく大金をかけて装置を付けても、不良品で黒煙を出してしまえば、非難されるのは運送業者だ。データをねつ造してまでメーカーでもない商社が参入する必要があったのか」と憤る。
一方、千葉県自動車公害対策室の担当者は「県内にも多くの装置が流通しているのは間違いない。ユーザーに不利益が出ないよう、三井物産の責任で交換を速やかに行うことを他の自治体と一緒に求めていきたい」と強調。埼玉県青空再生課の担当者も「まさか天下の三井物産が検査データを改ざんしていたとは」と絶句していた。
(2004/11/22/23:42 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20041122ic29.htm