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13日午後5時40分ごろ、福岡県大牟田市の連続殺人・死体遺棄事件で逮捕、起訴された北村孝被告(23)(大牟田市白銀)が、福岡地検久留米支部から取り調べ中に逃走した。北村被告はタクシーで熊本県方面に向かったが、福岡県警は緊急配備を敷いて行方を追い、約3時間後の同9時ごろ、南に約30キロ離れた熊本県荒尾市付近で身柄を確保した。
県警久留米署によると、北村被告は同日午前10時前、拘置中の同署から同支部に入り、検察官による取り調べを受けていた。逃走したのは夕食中で、手錠は外され、大牟田署員3人が付き添っていたという。3階の「同行室」で夕食を取っていた。当時履いていたスリッパが1階に残されており、はだしで逃げたらしい。
同支部によると、同行室内には留置場のような小部屋がいくつかあり、外から施錠できる。逃走時に鍵がかかっていたかどうかは不明という。
この事件では、大牟田市小浜町、無職高見小夜子さん(当時58歳)と長男龍幸さん(同18歳)、二男穣吏(じょうじ)さん(同15歳)、龍幸さんの友人の原純一さん(同17歳)が殺害された。
県警は北村被告のほか、父の実雄(60)、母の真美(45)、弟の孝紘(たかひろ)(20)の3被告を小夜子さんらに対する死体遺棄容疑で逮捕、起訴したのに続き、10月26日、小夜子さんに対する強盗殺人容疑で再逮捕した。
北村被告は、真美被告と元夫の子供で、実雄被告と養子縁組している。1996年3月に同市内の中学校を卒業後、相撲部屋に入ったが、同年8月ごろに廃業し、故郷に戻った。真美被告経営の建設会社を手伝う一方で、一時、地元の暴走族のリーダーだった。
馬場浩一・福岡地検久留米支部長の話「庁舎内でこのようなことが起きたのは誠に遺憾と思っている。取り調べ中断中で、警察官の管理下で行われたので、今後、県警で調査すると思う。検察としても原因を調査する」
(2004/11/13/23:37 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20041113i214.htm