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(回答先: 福岡一家殺害2被告、事実上の死刑求刑…中国公判(読売新聞) 投稿者 シジミ 日時 2004 年 10 月 19 日 19:29:15)
http://www.nishinippon.co.jp/kyushu_flash/kyushu_flash.html
【遼陽(中国遼寧省)19日井上裕之】昨年六月、福岡市東区の衣料品販売業松本真二郎さん=当時(41)=一家四人が殺害された事件で、殺人罪などに問われた元日本語学校生の王亮(22)、元私立大生の楊寧(24)の中国人二被告の初公判が十九日午前、中国遼寧省遼陽市の中級人民法院(地裁に相当)で始まった。楊被告は殺害の事実を認め「計画を持ち掛けたのは自分だ」「(松本さん宅を)三人で何度も下見し、最初から殺人を考えていた」と述べた。午後は主に王被告の審理が行われ、公判は同日夕までに事実上結審。検察側の厳罰求刑に基づき、近く極刑判決が下される公算が大きい。
昨年六月の事件発生から一年四カ月。日本側では共犯とされる元専門学校生、魏巍被告(24)の公判が大詰めに向かっており、日中両国による刑事責任追及への捜査・司法協力は最終段階に入った。
公判は午前九時(日本時間午前十時)すぎに開廷。公開審理の形で行われ、福岡市から駆け付けた松本さん一家の遺族を含め三十数人が傍聴。日本の報道陣にも傍聴席が一部割り当てられた。
公判では、人定質問に続いて検察側が起訴状を朗読。続いて王被告が退廷した後、楊被告の罪状認否と被告人質問が行われた。
楊被告は起訴事実を認めた上で、犯行状況を詳細に再現。「計画も持ち掛けたのは自分で、金のためにやろうと三人で相談した」「(松本さん宅は)家も車も立派なので狙いをつけ、何度も下見をした」などと供述。殺害については「四人のうち(松本さん)夫婦と娘の殺害の実行犯に加わった」「三人で相談して最終的に遺体は海に捨てることにし、事前に手錠などを用意した」などと述べた。
公判は午前十一時半にいったん休廷。午後は王被告の被告人質問や被害者遺族の意見陳述などが行われる見通し。
検察側はこれを踏まえ、日本での求刑に当たる厳罰要求の意見陳述を行い、同日夕までに事実上結審。判決については公判を開かずに、同法院が十五日以内に両被告と関係者に通知する形で判決が言い渡される可能性が高いという。
●ワードBOX=東区一家殺害
昨年6月20日未明、福岡市東区馬出4丁目の衣料品販売業松本真二郎さん=当時(41)=の自宅が襲われ、同日午後、同区の博多湾で、真二郎さんと妻千加さん=同(40)、長男海君=同(11)、長女ひなちゃん=同(8つ)=の一家四人が遺体で発見された。福岡県警の捜査本部は、元日本語学校生の王亮(22)と元私立大生の楊寧(24)の両被告=いずれも中国吉林省出身=と、元専門学校生の魏巍被告(24)=中国河南省出身=の3人の犯行と断定。同本部は今年1月、強盗殺人容疑などで魏被告を逮捕、起訴し、福岡地裁で現在公判中。一方、事件直後に帰国した王、楊両被告は中国公安当局が身柄を拘束、殺人罪などで起訴していた。