★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 昼休み4 > 392.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
第六章 共通点 1 神示と霊訓 厳(いづ)と瑞(みづ)/惟神の大道
http://www.asyura2.com/0411/lunchbreak4/msg/392.html
投稿者 謝寅. 日時 2004 年 12 月 18 日 12:23:12:vaLSO7uEJsNvE
 

(回答先: 第六章 共通点 1 神示と霊訓 神の事 人=神の分霊/独一神/氾神(大本教・民間信仰・民俗) [99-03-18] 投稿者 謝寅 日時 2004 年 12 月 17 日 19:39:50)

*厳(いづ)と瑞(みづ)*
 
 
 
 直女史と王仁三郎氏の関係は、緯(タテ)と経(ヨコ)であると言われていますが、王仁三郎氏は、四魂の働き(※古神道自体に、人は神の分霊にして四魂(しこん)の魂があるという考えがある)として荒魂、奇魂、和魂、幸魂という四つの魂の解説をしていた事があります。要約すると以下のようになります。
 
 
 
 我々の霊魂は天帝の分霊であります。この天帝には四魂がある。又四魂の中に各自直霊があります。この天帝といふものはいわゆる元であって、何処でもかしこでも在らざる所なきが如きもので、何処にでも充満普遍して居る所のものであります。

 即ち天之御中主神様の事であると言えば、何処にでもある。小さい小石の中にも含まれて居ます。

…(中略)…

 いわゆる天照大神となって、始めて全知全能の素質を発揮したまふのであります。ここになって来ると、荒魂、和魂、奇魂、幸魂、これらの直霊を超越してしまふ。さうして伊都能売(いづのめ)の魂となる。我々の霊魂もその通りであって、矢張り主たる天帝があるので、即ち一霊四魂があるのであります。

-『王仁文庫』第二輯/出口王仁三郎著より-
 
 
 
各魂  解説  働き、    個性            注意点

荒魂  「勇」  進展力、 進・果・奮・勉・克     恥づること、知らずば人は争ひて、
                               獣に近き挙動なすなり

奇魂  「智」  観察力、 巧・感・察・覚・悟     もの学び、智慧を研くはよけれども、
                               覚りなくば、狂ひこそすれ

和魂  「親」  親和力、 平・修・済・治・公     よし人に、親しむとても悔いること、
                               知らずばつひに、人に憎まる

幸魂  「愛」 生成化育、益・造・生・化・育      人を愛で、いつくしむとも天地に、
                               畏るるなくば、道にさからふ
 
 
 
 そして、それら四魂を統べるのが「直日」の御魂といわれているものです。そして直女史の厳霊の働き、王仁三郎氏は瑞霊の働きと言われましたが、直女史の昇天後、独りとなった王仁三郎氏は、伊都能売(いづのめ)の働きを開始したと言われています。そして、人は皆この厳・瑞併せ持った、伊都売の身魂となるべく、努力しないといけないと述べていました

 伊都能売の身魂とは、厳と瑞を併せた完全形で、そうなる以前に人はそれぞれ個性があり、例えば自分で言うと荒魂と和魂が足りないように思います。

 いわば、これは個性ですが、霊訓的な言い方をすれば、曇った鏡を磨いて不完全から脱却し、神の働きを完全に反射できる様になる。という事かも知れません。

 日月神示にもまた、同じような事が書かれています。
 
 
 
●愛の人間は深く、智の人間は広く進むぞ。経と緯であるぞ。二つが織り成されて、結んで栄える仕組。経のみでならん。緯のみでならん。

-『日月神示』/岡本天明伝達より-
 
 
 
 実際の所、直女史は一見して厳しそうで恐い感じに見えるけれども、人にはとても愛情深く接していたそうで、又王仁三郎氏も、普段は阿呆の修練に余念が無かったらしく(?)実に薄ぼんやりとした人物ですが、実際には非常に学問があり、世界共通語のエスペラント語も、講習1ヶ月で既にそれの入門書を書いていた等、非常に知的な人物であると思えます。そして、モーゼスの霊訓にも、以下の記録がありました。
  
  
  
モーゼスの霊訓

 真の仁者、真の哲人―真の仁者とは、いつもその同胞の幸福と進歩とに、貢献するべく心がけている、まことの人物。まことの神の子である。又真の哲人とは、知識の為に知識を愛する、これも又まことの人物、まことの神の子である。

 前者は人種、土地、教理、名称等の相違に留意する事なく、その博大なる胸裡に、地上一切の人類を抱擁せずんば止まぬ。彼は対者の意見などには頓着せぬ。彼はただ対者の欠陥を察し、これに智慧の光を注ぐことを以って、畢生の念願とする。それが真の仁者である。

 が、世には往々仁者の偽者がある。これらは自己に迎合阿附する者のみを愛し、これに金品を与えて虚名を博すべく努力する。

 それから真の哲人―彼は決して如何なる学説にも捕らわれない。またいかなる宗教宗派のドグマにも拘泥しない。そしていやしくもそれが真理であり、科学的の事実でさえあれば、一切の先入的偏見を排除して、千万人といえども吾行かんの概をもって、宇宙間の隠微を探るべく勇往邁進する。無常の幸福、無常の満足がその間に涌き出る。

 大地間の実蔵は無限であるから、彼は豪も材料の枯渇を患うには及ばない。とめども尽きぬ智慧の泉。採れども尽きぬ思想の宝、世にも幸福なるは、まことの哲人の生涯である。

以上二つの結合―仁者と哲人の結合こそは、正に完全人の典型である。両者を兼ねる者は、その一方で進む者より、遥かに進歩が迅速である。
 
 
 
 霊界物語上に描かれた三五教の教主(王仁三郎氏と同じ瑞身魂)に対する、高姫一派の悪口「優柔不断の学のドハイカラ教主」という一面と、国粋主義排他的思想と異なる、世界同胞主義的世界観が、このモーゼスの霊訓の言う所の、仁者と哲人の融合と思えます。
 
 
 
*惟神の大道(かんながらのたいどう)*
 
 
 
 さて、ここで一転して、相矛盾する所の個所を述べたいと思いますが、世界同胞主義とは言っても、世界国々の国魂という点では、それなりの相違がある様です。それは日月神示にも「外国人には細かく説かねば判らんなれど、日本人には直ぐ判る身魂を授けているぞ」という個所があります。一見してまた国粋主義的面があるのですが、シルバーバーチ自身の霊訓上にもインド人はインドに、英国人は英国という様に同じ国に生まれ変わるのか?という問いに対し
 
 
 
必ずしもそうではない。新しい進歩に適した国や民族を選ぶ事になる。
 
 
 
 と述べているのです。という事は、これらの事が正しいのなら、何らかの意味を持って、日本に産まれたという事に成ります。また今までの引用でも、大よそ判るのではないかと思いますが、全般的な傾向として、神示は大変判りにくい謎めいた部分もあり、王仁三郎氏の解説はそれよりかは大分判りやすく、更に霊訓は一番伝わりやすく、判り易いのです。

 確かに、王仁三郎氏は「自分はキリスト、仏教、神道の総てを信じる者である」と言ったかと思えば各宗教、教義に対して散々批判したりと、本当に訳の判らない所があるのですが、霊訓の言う所によって、自分はようやく糸口が見えてきたという気がします。

 果たして神示と霊訓と同列視して良いのか、それ自体に真偽は別としても、確かに何かしら解決の糸口が見える気がしたのです。それは同時に言うと、外国人並みの身魂という事にもなってしまうのですが…
 
 
 
●…仏教の渡来までは、わずかながらもマコトの神道の光がさしてゐたのであるなれど、仏教と共に仏魔わたり来て完全に岩戸が閉められて、クラヤミの世となったのであるぞ、その後はもう乱れ放題、やりたい放題の世となったのであるぞ…

-『日月神示』/岡本天明著-
 
 
 
 上記にある様に、外来の宗教を批判する個所が、幾つか見受けられるのですが、これは良く見ると「マコトの神道の光」とあるように、神道自体も、メチャクチャになったので、別段他の宗教宗派から、神道に改宗せよという意味ではなくて、あえて言えば太古の神道がマコトの神道という事で、この点古神道=シルバーバーチの神法と、比べて見れば要するに、真理の大道(惟神の大道)に向かえという意味になるのではないかと思います。

 つまり、ここで再び国粋排他的な解釈は、してはならないだろうと思うのです。そして王仁三郎氏もお筆先の「かいしん(改心)」を「改神」という漢字にしているのですが、これは自身の解説として「神の道に改めるという事である」(三鏡)としているのです。ちなみに、惟神(かんながら)とは
 
 
 
惟神と云ふ事は、天地の真象に倣うといふ事である。又、大自然、或いは真理のままと云ふ事である。

-『水鏡』/出口王仁三郎著-
 
 
 
という事です、これはシルバーバーチの言う「霊界の法」を「霊主体従」、またそれを指した名称の「神の法」を「惟神の大道」と置き換えて見ると判ると思います。もはや名称の違いに捕らわれる必要も無いと思います。 

 次へ  前へ

昼休み4掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。