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(回答先: 原因は「二重の人為的ミス」 ウイルスバスター不具合で謝罪 (ITmediaニュース) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 4 月 25 日 10:17:19)
大規模LAN、PC障害
ウイルスバスターが原因
■週明け被害拡大懸念も
企業内情報通信網(LAN)やコンピューター端末のトラブルは、インターネットのセキュリティーソフトを開発・販売するトレンドマイクロ社(東京)のウイルス対策ソフト「ウイルスバスター」が原因と判明し、大三川彰彦・同社執行役員日本代表が二十三日夕の記者会見で「ご迷惑を掛け、申し訳ありませんでした」と陳謝した。
同社には企業や個人から七万件を超える問い合わせの電話が殺到。製薬、食品メーカーなど国内企業約二十社からトラブルの報告があった。
同社によると、端末のソフトがインターネットを通じて更新するウイルス定義ファイルに不具合があり、端末の中央演算処理装置(CPU)の使用率が100%状態となって動作が著しく遅くなるトラブルが起きた。
問題のファイルは二十三日午前七時半ごろ、マニラの「ウイルス解析・サポートセンター」から世界二十五カ国に公開された。米国企業からの問い合わせを受け、午前十一時ごろ、不具合を修正した新しいファイルに差し替えられた。
同社は、ファイル公開前に必要なテストをセンターが怠ったと説明。詳しい経緯や世界的な被害状況を調べている。
また、作動しなくなったコンピューターの復旧のため、問題ファイルを削除する手順をホームページ上で公開した。
国内企業とのソフト利用契約は約八万件、個人ユーザーとの契約は約三百五十万件。
ウイルス対策ソフト「ウイルスバスター」の不具合に関するトレンドマイクロ社の問い合わせ先電話番号は次の通り。二十四日は二十四時間態勢で対応する。
【個人】03(5334)1441【企業】03(5334)3620
◇
企業内情報通信網(LAN)やパソコンの障害を起こしたウイルス定義ファイルは、ウイルスの検知に使う比較的小さなファイル。これが原因で、大きな影響が生じたことは、ネット社会のもろさを浮き彫りにした。
販売元のトレンドマイクロ社は、ファイル配布前に必要なテストをしなかったとしており、利用者の信頼を裏切ったといえる。発生が土曜日だったため被害は比較的少なかったが、企業の活動が始まる月曜日の朝に、さらに影響が広がるとの懸念も出ている。
同社によると、原因となった定義ファイルには従来発見しにくかったウイルスを検知する新機能を組み込んでいた。障害の報告を受けて調べたところ、新機能を使ってウイルスを検索中、基本ソフト(OS)のウィンドウズXP内にある正常なファイルに誤反応することが判明。この結果、パソコンが無限の演算を繰り返し、正常に動作しなくなることが分かった。
実際の利用環境でファイルをテストしなかったため、配布前には気付かなかった現象という。
同社は、パソコンの電源を入れっぱなしにしていた場合、その後に修正ファイルを自動的にダウンロードしている可能性が高く、週明けに問題は起きないだろうとしている。だが、専門家の中には影響が長続きする可能性を指摘する声もある。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050424/mng_____sya_____008.shtml