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(回答先: “ケータイ書籍”若い女性中心に読者開拓 (読売新聞) 投稿者 ジリノフスキー松田 日時 2004 年 12 月 26 日 15:24:30)
フリーペーパー:
携帯電話のサイトと組み合わせて小説を掲載
載っているのは小説の冒頭だけ。続きはケータイで--福岡市のフリーペーパーが、誌面と携帯電話のサイトを組み合わせて短編小説を掲載する全国初の試みを始めた。筆者は地元のアマチュア作家たち。この方法だと、わずかなスペースで何編もの小説が紹介でき、関係者は「多くの目に触れることで、新たな才能発掘の可能性が広がる」と期待を寄せている。
フリーペーパーは、NTTマーケティングアクト九州(同市博多区)が年4回発行する「e-まち知ろう福岡」。19日から、博多や天神の書店やコンビニエンスストアなどに約5万部が置かれる。飲食店情報が中心だが、今号から「街のポケットストーリー」と題する短編小説のコーナーを4ページ新設した。
掲載されている7編のうち5編は、誌面上は未完。末尾に、一部のカメラ付き携帯電話で読み取れるコードが付いており、サイトにアクセスすると全文が読める仕組みだ。
《リストカット歴のある朱美が交通整理のアルバイトを始めて1年になる。彼女には人に話すと「きっと笑われる」と思う夢が……》(白いクリスマスイブ)
作家陣は、実在の街を舞台にした物語を募集・掲載しているインターネットの人気サイト「マチともの語り」の参加者。主婦や県庁OBなど職業はさまざまだ。サイトを運営する福岡市中央区のプランナー、野知潤一さん(49)がポケットストーリーへの執筆を呼び掛けたところ、20編以上が集まった。
「今の出版界では、優れた短編の書き手がいても発表する場がなく、才能が埋没している。フリーペーパーと携帯電話という身近なメディアを使って、硬直化した業界に風穴を開けたい」と野知さん。数編は朗読の録音も済んでおり、音声配信やラジオドラマでの使用も考えているという。
発案したNTTマーケティングアクト九州の橋本譲・ITビジネス部部長は「これまでフリーペーパーは読み捨てられる存在だったが、文芸誌の側面を持たせることで、大事にしてもらえるのでは。携帯電話などを使い、誌面をさまざまな世界につながる窓口にしていきたい」と話している。問い合わせは同社(0120・110・484)。
(Mainichi Shimbun)
2004年11月19日
http://www.mainichi-msn.co.jp/it/mobile/archive/news/2004/11/19/20041119org00m300107000c.html