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(回答先: 環境デフレ脱却論を書いておきます。 投稿者 考察者K 日時 2005 年 4 月 09 日 21:51:20)
本日(4月10日)、サンデーモーニングで「ダイエー」の内部状況を問題提起してましたね。その中で現場と中間管理機構の乖離が問題提起されていました。
ワンポイント部門(ダイエーの場合、商品仕入れ部門)は、現場の意見を全く無視して、「これが売れる!売れないのは現場の売り方に問題がある」と言う理論を押し付けて商品を一律的に卸してくるとの事でした。
ワンポイント部門は「自分のペースで仕事ができる」とKは主張しました。それは、人員的には効率化の煽りで厳しくなっているので、勤務時間で作業が終わるかは疑問ですが、直接部外者との接触が無く、対応するのは部内の人でしかないので、心理的には楽なのは間違い無いと思うからです。
そこには、現場のような心理的危機感が欠如することになります。仮に忙しくても「自分のペースで(現場に比べ)計画的に仕事ができる」からです。
その辺を改善しなければ「職場の体質は全く改善しない。」のです。
「お客様の苦情や要望を直接受ける体制」「現場の意見をストレートに受ける体制(内部の批判を素直に受けとめる体制&内部の要望を聞き出す方法の確立)を整える事が「現場サポート部門」の役割です。
それを怠って「机上の空論」による思考だけで色々な方針を決めるのならば、当然ながら「責任」を取らなければなりません。
最近、権利に付随する「義務」と言う事が「あえて無視されて理論構成がされる傾向が多くなってきた」とKは感じます。
非生産部門が生産部門に食べさせて貰えるのは、それなりの義務が生ずるのです。決して、勝ち組の仲間入りをした訳ではありません。
中間管理機構には管理機構として現場の責任者以上のリスクと責任が生ずるのは当たり前でしょう。
良く、官僚は「どこも責任を取らない」と言われています。それは、国民が「責任は現場かTOPのどちらかにある」との認識を持ち、それを前提に話を進めるからでしょう。
直接ミスした人を責めても、その企業の体質的な改善(労働過密による事が原因ならば)されなければ同じミスは繰り返されるでしょう。
TOPのすげ替えは、ケースバイケースでしょうが、単なるすげ替えだけで何も変わらない可能性もあります。
官僚は基本的に中間管理機構そのままだからです。責任を問う目の死角に隠れて、安全地帯で温々と過ごしています。(肉体的には忙しいかもしれません)
ここにメスを入れなければ、どうにも行き詰まるのでしょう。