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Kは「郵政民営化を考える」というHPもやっているが、結構郵政関係には強い方である。その気になれば郵政関係の情報は他の企業に比べ圧倒的に得やすいだろう。
そこで、今回は郵政という縮図を見て、日本の将来を予測してみたいと思う。
まずは「黙っていられるかい」というHPを見て貰いたい。
http://www.h7.dion.ne.jp/~karousi/
どのように思われるかは個人に差はあるだろうが
現状はここまで進んでいる。勿論、全員が「過労死」ではない。
しかし、「過労入院」や「過労退職」を含めれば、これは氷山の一角である事も間違いはない。
何故、こんな状況になってしまったのだろうか?
「郵便局は今」というHPに一つの考え方が示されている
http://homepage1.nifty.com/densobin/dsbnow04/04now07.htm
合理化による労働過密が「過労死の原因の一つ」である事は間違いがないだろう。
先日、郵政公社は不払い残業の賃金を約5万7千人に32億円支払った。それは約3ヶ月分ほどの支払いであり早速こんな主張も出されている。
http://www.haruko.gr.jp/news/hot050310.html
Kの見方では、前回は約3分の2程度の人が正確な申告をしなかった。と思う
32億円でも氷山の一角でしかないだろう。もし、郵政が新たな調査を行い、全ての職員が正直な申告を行った場合、郵便事業が傾くくらいの金額になるかもしれない。
しかし、それは金銭だけの問題では済まないとKは考える。
全部の郵政職員が「正確な申告」をするというのは「職員が郵政に見切りを付けた(契約による労働と割り切った)」という事を意味する。その場合「チャンスがあったら他企業へ転職」という流れが生まれるのである。
郵政に限らず、30代半ば以上の人には未だに「企業への忠誠心」という物が根深く残っている。「終身雇用による職場の保護」が未だに健在という幻想から抜けきれないのである。それが良いかどうかは別にして、「そこが外れた場合」は潰れる企業は潰れる事になる。どれほど巨大であっても、それは同じである。
2ちゃんねるでは「郵政脱出」の話題も彼方此方で話題になっている。すでに「郵政の脱出を視野に入れていない人」を見下す風潮すら現れている。
また、郵政には別の問題も起こりつつある。
「郵便局員の本音」というHPを見て頂きたい
http://www.cwo.zaq.ne.jp/akira/
このHPの掲示板では「局長不在のSOS」が書き込まれている。どうも、ここしばらく職員が転勤や退職でいなくなった時、後の職員が埋まらないようである。
本来ならば、その責任は人事部門にある。人事部門の人は責任を取ってその部分を自分で埋めるべきなのだろう。しかし、そんな事は「全く思考の外」なのだろう。
結果、局長という責任者すら不在の状況が生み出される事になる。
断言はできないが、SOSを書き込んだ人は局長に準ずる立場の役職者であろう。そんな人ならば「過労死しかねない自分の仕事」があるのだと思う。その上に「局長の仕事」が上乗せされるのである。
乗り切った時には「良く死ななかったね」の世界である。
このあたりは「ワンクッション部門(直接お客様対応をしない部門、Kの造語)」を改革(責任の追及をする制度の整備)しないと是正されないのだろう。
そんな状況下で「郵政職員1万人削減」という方針が示されたらしい
http://www.asahi.com/job/news/TKY200503110536.html
この方針を示した人はどのような状況判断をしていてどのような思考をしたのだろうか?
職員ならば、ある程度の過密労働にも耐えるかもしれない(と言うか、すでにある程度なんて状況は突破している)。
しかし、アルバイトには無理であろう。とすれば、削減した定員は「割り増しの残業代金」か「複数のバイト職員の投入」になると思われるが、人件費が膨らむならばそれは間違った効率化である。現在既に「郵政は適正労働力を下回っている状況」と判断される。
人員削減は機械的に進めるべき物ではないと思う。
しかし、その辺が官僚なのだろうと思う「郵政民営化推進の構図」そのままである。
更に、郵政民営化である。これは縮図として見た場合、日本が外国に市場開放した図式と同じである。
郵政公社はこれから「職員の脱出」(労働者の逃避=NEET化)を経験し、構造的欠陥を思い知り(職員の権利の主張を浴びる事による)、財政難に陥る(国の財政状況と同じ)と思われる。
Kには「民営化まで維持できずに崩壊する」可能性が高いと思われる。
「沈む泥船」であり、現在の国の縮図そのものと思われる。
国においても既に「財産を海外に移動する金持ちは多いだろう」(Kはその行為を売国奴と思っているが)
沈む泥船から逃れる方法は「脱出」しかないだろう。