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(回答先: 国民と共に考えてみるべき盧大統領の同盟観 [朝鮮日報] 【 …危なくない? 】 投稿者 のんちゃん 日時 2005 年 3 月 22 日 23:32:45)
大統領が表舞台に立つ外交に対する懸念 [朝鮮日報]
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/03/23/20050323000071.html
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は23日、インターネットの「青瓦台ブリーフィング」に載せた「最近の韓日関係と関連し国民の皆様に申し上げる文」で、独島(トクド)挑発、歴史教科書歪曲といった日本の措置に対し、「これ以上黙って見るわけにはいかない」とし、「いかなる難問があっても、後ずさりしたり、うやむやにすることなく、粘り強く対処するつもりだ。必ず根を摘み取りたい」と述べた。
盧大統領のこうした発言内容については大多数の国民が異なる考えをすることはないだろう。これまで日本が挑発してくる度に、韓国政府は常に断固たる対処を約束してきたが、時間が経てば、うやむやにしてきたことを考えれば、「必ず根を摘み取る」という大統領の誓いにスッキリした点もなくはない。
しかし、大統領が敏感な外交懸案について一々直接乗り出して断定的な表現で韓国政府の立場を反復するのは決して賢明な行為とは言えない。 盧大統領は今月22日には「我々の選択によって北東アジアの勢力図が変わるだろう」と述べ韓米日同盟体制から離脱することを示唆し、また、今月8日には「他の北東アジア地域の紛争の際、在韓米軍の投入に反対する」と“米軍機動軍化”戦略に異議を唱えた。
世界のどんな国でも外交懸案が生じる度に大統領が自ら外相の役割を代行するケースはない。それがいかに危険な行為かをよく知っているためだ。国家間の異見や葛藤は実務ラインを通じて表明することが外交の基本だ。相手のいる国際関係で、自らの意志を100%貫くことは不可能なだけに、国家の首脳が前面に立って一度発した自分の発言を覆す状況になれば、国家の威信が失墜するためである。
とりわけ、同盟国または友好関係にある国との問題に対し、大統領が直々に具体的な言及をすれば、その後の外交交渉において大きな足かせとなりやすい。金泳三(キム・ヨンサム)元大統領が日本に「こらしめる」と発言し、その後の韓日関係にもたらした副作用は外交の一線にいる実務者たちの間で今も話題に上っている。しかも、国家安保の最終的ゴールキーパーである大統領がポジションを離れ、競技場の真ん中に走っていけば、場合によって国が危機に瀕したり、恥をかく可能性が大きい。
もう一つ指摘したい点は、大統領のこうした立場表明に先立ち、大統領府外交安保チーム、国家安全保障会議(NSC)外交通商部などの外交安保ラインと事前に打ち合わせをしたかという点だ。敏感な懸案について大統領独自で発言したのなら、それも問題であり、反対に打ち合わせを経たにもかかわらず外交安保ラインで一切の問題提起が無かったとすれば、これも深刻な問題だ。
仮に盧大統領の対日発言について、日本が外務省北東アジア課長レベルに軽く言及させただけで済ますようなら、国際社会における韓国の体面はどうなるだろうか。