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「アジアの時代」 ビジョンとリーダーシップにかかっている
3、4の両日、ソウルでアジア太平洋地域諸国のリーダーたちと各グローバル企業の最高経営責任者が集まって「アジアン・リーダーシップ・コンファレンス」が開かれている。
日本の中曽根元首相、マレーシアのマハティール元首相、インドネシアのメガワティ前大統領、ニュージーランドのボルジャー元首相、米国のキッシンジャー元国務長官、東南アジア諸国連合(ASEAN)のオン・ケン・ヨン事務総長などの各国の大物が出席したなか、アジアの時代におけるチャレンジとチャンスについて意見を交わす。
アジアのリーダーたちが、しかも民間主催で、一堂に会してアジア全体の問題を論議すること自体に意義がある。
現在、世界の目はアジアに向けられている。アジアは世界でもっとも早いスピードで成長している。
日本、中国、韓国の3国は経済規模において世界ベストテンに入る。
しかし、アジアが注目されるさらなる根本的な理由は、計り知れない潜在力のためである。
年明けに世界経済フォーラム(ダボス)のキーワードは中国(China)とインド(India)の合成語チンディア(Chindia)だった。
全世界の総人口の5分の2を占める両国が、現在の勢いのまま成長した場合、遠からず、世界の経済地図を塗り替えるだろうと意見が大勢となっている。
一方、アジアの未来に横たわる問題も少なくない。日本と中国の対立は危険なレベルに達している。
両大国のギクシャクした関係が続き、まかり間違って衝突する場合、周辺諸国は難しい選択を余技無くされるだろう。
当面は北朝鮮の核問題をどのように解決するかが緊急の課題だ。
遠からず、「アジアの時代」が満開するかどうかは、この地域の国々が協力と対決のどちらを選ぶかにかかっている。
現時点で、アジアン・リーダーシップ・コンファレンスが開かれた理由も、先のスマトラ沖地震の際、アジア諸国が発揮した協力と連帯の精神を引き継ぐためだ。
大韓民国の未来も、アジア時代のビジョンを的確に把握し、そのなかで自分自身をどう位置づけるかにかかっていることは言うまでもない。
ひいては韓国はアジアの統合時代を切り開くために、日本と中国の中間位置で主導的な役割を果たせるもっとも適した位置にあることも自覚すべきだ。
今回のアジアン・リーダーシップ・コンファレンスは、そうした大きな枠組みのなかでアジアのビジョンを模索する意義深い機会だ。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/03/03/20050303000091.html