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<東京から>冷めつつある韓流の熱気
最近まで日本の各旅行会社の最大の目標は「韓国行き飛行機のチケットを確保すること」だった。韓流ブームが広がり、韓国を訪問しようとする顧客が殺到したからだった。ドラマ『冬のソナタ』のロケ地を見学するツアーなど週末を利用した特別商品の場合は、1カ月後のチケットも手に入れるのがむずかしかったという。
主な顧客は30〜60代の女性だった。しかし、最近になって、変化の気流が感知されている。旅行大手JTB側は「ここ1カ月間、韓国を訪れようとする顧客が大きく減った」と伝えた。3月中旬から春休みがスタートしたのに、顧客が減るのは異常な流れだ。消費でも、似たような様子が見られる。CD、DVDなど「冬ソナ」関連の商品は、昨年半ばまで毎月12億円の売れ行きを見せていた。しかし、最近の3カ月は、毎月2億円にものぼらなかった。
他の韓流関連商品を見てみても、売上げの減少ぶりは明らかとなっている。また、『宮廷女官チャングムの誓い』、『天国の階段』、『パリの恋人』など韓国ドラマが相次いで放映されているが、視聴率が10%を上回らない。すでに一部テレビ局では、高価な韓国ドラマを買いつづけるべきかについて再検討しているもようだ。
韓国音楽の著作権管理をめぐった混線も、韓流ブームを委縮させている。これまで、韓国音楽の著作権は、日本音楽著作権協会(JASRAC)が独占管理してきた。しかし、最近、韓国の一部の作詞家・作曲家らが、アジア著作協会(ACA)に加勢した。その後、各テレビ局とカラオケ業者が、韓国音楽の放送を忌避しはじめている。
「著作権料を二重で支払ったり、追加負担するようになる恐れがある」とのこと。専門家らは「『今がチャンス』だとし、みんなが動き出したのが、否定的に働いた」と口を揃える。着実に計画を立てて韓流の拡散を進めるべきだったが、「一つかみで千金を得よう」とするドタバタの競争を繰り広げたため、忌避する現象があらわれている、という説明だ。
その上、独島(ドクト、日本名・竹島)問題など両国間の政治的な緊張関係も微妙な反作用を招いている。
2005.03.08 17:10
http://japanese.joins.com/html/2005/0308/20050308171031100.html