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(回答先: 高弘さんへ 投稿者 考察者K 日時 2005 年 2 月 27 日 07:28:35)
年金面についてを落としましたので、少し補足します。
既に書いた事を総合的に判断してもらうと分かると思いますが、郵政公社の職員さんの給与は「安い」のです。スト権の変わりの人事院勧告も無視されているのに「民間に比べて高い理由がありません」
退職金も年金も給与がベースになって決定します。郵便局では勤続42年の局長さんでも退職金は3千万円を超えないくらいだそうです。どこかの企業の退職金数億円などという話とは別の世界です。
先に郵便局を若くして辞めた職員の事に触れましたが、勤続10年くらいで辞めたその人は100万円くらいで唖然としたそうです。(退職後の設計が狂ったらしいです。)
年金が良い訳はありません。一応共済年金なので単なる厚生年金より率が良いのは確かですが、民営化されれば共済上乗せ部分も無くなる訳ですが、その部分があっても、大手電機メーカーなどの職員さんの厚生年金以下なのだそうです。
ある郵便局員さん(勤続25年くらい)の話では3歳年下の弟さんはサンヨー電気の職員(大卒で勤続18年)なのだそうですが、今年の冬のボーナスで「新潟震災で支社が大打撃を受けてボーナスもカットされた」弟さんに比べ約50万円少なかった。らしいです。
ちょっと信じられない気もしますが、その様な話も聞いたのは事実です。
>事実なら確かに金銭面で辛そうですね。
ですから、事実です。(少なくとも複数の人の証言があった事は間違いありません)
もし、まだ目をお通しでないならば下記をお読み下さい。
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/reader/200402/2004021200163.htm#0001
郵便局経験者の生の声です。
大卒で「手取り11万超え」(Kの意見より1万円多い)との証言もあるようですが、この辺は郵便局事情もあるので誤差の範囲でしょう。住居手当込みの手取りとか通勤費込みの手取りとか、残業手当の絡みもあります。(10万くらいというのも証言者によっては誤差があるでしょう)
尚、郵便局には地域給というのがあって、都市部の方が給与が高いのだそうです。
ある職員さんの証言では、ある日局長さんから呼び出され「田舎に方に返してやるから希望調書書きなさい」と言われ書いたら、数日後に田舎に転勤命令がでたそうです。
しかし、田舎に帰って最初の給与をもらった時には愕然としたそうです。
なんと給与明細にマイナス5万円という表示があり、手取りが3万円程度しかなかったのだそうです。(都市部で13万もらっていたのが、8万円に下がって、最初の月は3万円しか貰えなかった)
後で、先輩に聞いた話だと「希望調書」を書かなければ、旅費も一応支給され、旅行日もあるので休暇処理も減り、それほどの給与の低下もなかった。と言われたとの事です。(本人の希望とされるとかなりの不利益も許されるのだそうです)
>郵政宿舎や実家から通えて、地味な生活にも適応でき、
>安定しているから良い、と考えられる人とかならお薦めできそうですが、
>高額所得は望めそうに無いですね。
そんな生やさしい状況ではなく、「自分の仕事によって多くの皆様が喜んで下さる」という献身的思想(自己犠牲による他人の救済精神)が、郵便局員を支えているのです。
自己の利益を考えたら「やっていられない職業」でしょう。(少なくとも5年くらいは)
国家公務員の肩書きを失ったら一気に傾いても不思議では無い、と言うのがKの考えです。(ハッキリ言って、少なくとも一部の人を支えているのは公務員の誇りだけです。後は、親が勧めた事を理由に親に泣き付く等で暮らしていると思います。)