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(回答先: [政治][郵政] またまた後退だが 投稿者 蚊取犬 日時 2005 年 2 月 11 日 16:49:32)
http://www.abc1008.com/news/onair/050128.html
■郵政民営化にこだわるホントの理由
郵政民営化は今どういう状況にあって、小泉さんは何故こだわるのですか?
「小泉さんが出てきた時に『自民党をぶっ壊す』という言い方をしていましたよね。その中で特殊法人改革、とりわけ郵政民営化の話を強調してきました。
郵政事業とか、それにくっついて融資されている特殊法人とか、あと公共事業とか、補助金行政とか、そういった今問題とされている一連のモノは、田中角栄さんという戦後のスター政治家が作ったシステムですよ。郵政のドンといえば、田中派と決まっていたでしょ。
『自民党をぶっ壊す』と言う事は、『田中派をぶっ壊す』『橋本派をぶっ壊す』という事と同じなんですよ。
高度経済成長でお金がジャンジャン入ってくる時代には、このシステムをやっていて良かったわけですよ。ただもう『お金はありません』『無い袖は振れません』っていう時代じゃないですか。すってんてんの日本でしょう。同じ事やっていたらもたないわけですよ。
そういう時に小泉さんみたいな“変人”がポコッと出てきて、皆が支持するっていうのは、それなりに国民も解っているわけですよ。
小泉さんは、宿敵田中角栄さんに敗れた福田赳夫さんの弟子でしょう。福田さんは、大蔵省の主計局長までやった超大物でした。大蔵省対郵政省という闘いでもあるわけです。
小泉さんの政権になって、350兆円とも言われる集めた金(郵便貯金)がザーッと特殊法人に流れていって、それが無責任な事やっているような話、社会保険庁も含めてね、相当いい加減なことをやっておったという事が、僕らだいぶ解ったじゃないですか。道路公団が44兆円も借金作っていたなんて、僕ら知らなかったもんね。
郵政民営化について言えば、特殊法人に流れていくお金をなんとか止めて、これは銀行みたいな普通の民間の金融機関に回して、それで経済を活性化させると。
あの人が好きな言葉があるじゃないですか。『官から民へ。中央から地方へ』って。もう何とかの1つ覚えで叫び続けているでしょ。あの叫び続けの最大のポイントが、郵政民営化なんですよ。
その中で、今、郵政民営化はどういう状態かって言うと、自民党が反対していますよね、ほとんどね。自分の選挙を考えるとね、郵便局長さんとか特定郵便局とか、野党にしても、労働組合で何十万人と言う郵便局員がいるわけですから、人気取り稼業としては辛い所なんですよね。たくさん票、持っていますから。
これまでの政治家は怖くて言えなかったわけですよ。そこを彼はもう30数年間言い続けているわけですよ。でも言い続けていても、彼が総理大臣になれるとは彼自身も思っていなかったし、他の誰も思っていなかったわけですよ。
それが、なってしまった。もう彼にしたら怖いものはないわけですよ。これをやるためにズーッといるわけですから」
郵政民営化の政府案は分社化ですね?
「最大のポイントは、郵政事業を、郵便、貯金、簡保等の4つの事業にね、バラバラにしちゃって別の会社にしちゃえと。それぞれの会社が独立して、役員もついて、利益が上がるようにやっていってもらえるから、それさえやってしまえばね、分解さえしてしまえば、それでもう郵政民営化という彼のライフワークは完成できるわけですよ。その法律は、誰が反対しようとこの国会でやりますよと、彼はもう戦闘宣言しちゃったわけですよ」