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(回答先: 三菱東京とUFJ、戦略部門に5000人配置 店舗統合などの余剰人員 (Business i) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 2 月 10 日 23:22:48)
http://www.asahi.com/paper/business.html
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■伊藤忠「見返り十分」 オリコと資本提携
銀行と協調アピール
伊藤忠商事がオリエントコーポレーション(オリコ)の筆頭株主となり、商社が信販に初めて本格参入する。信販・クレジットカード業界は、顧客の囲い込みを狙った再編が銀行グループを軸に進む。オリコは、みずほグループの後ろ盾に加えて、物流や物販面で加盟店に具体的な利点を提供できる商社のノウハウを求めた。親密な銀行、商社によるオリコへのテコ入れの構図が浮かぶ。
「手数料以外に差別化ができなければ、加盟店は手数料の安い方に流れる」。10日に開いた会見でオリコの上西郁夫社長は危機感を隠さなかった。
オリコは60万店の加盟店を持ち、自動車や家電など個品割賦サービスでは業界最大手。だが、クレジットカード業界に押され、個人割賦は伸び悩む。力を入れるカード事業でも勧誘の窓口となる加盟店の維持、拡大は最重要課題だった。
伊藤忠商事は、店舗立地や物流、IT(情報技術)投資などの小売業支援が強みだ。取引網も生かし、オリコの加盟店に情報やサービスが提供できるという。
700億円もの巨額投資に伊藤忠の小林栄三社長は「見返りは十分。全社を挙げて営業上の相乗効果を上げる」と自信をみせる。みずほコーポレート銀行の斎藤宏頭取も「グループでリテール戦略がとれる」と、協調ぶりをアピールした。
しかし、今回の提携には、みずほの前身・旧第一勧業銀行時代から続くオリコ支援の「負の遺産処理」の側面もある。
みずほが引き受けたオリコの優先株は3500億円。経営再建が果たせたとしても、普通株への転換期限が来てみずほが市場で売却すれば、株価の大幅下落につながりかねないリスクがあった。
伊藤忠が、普通株の増資に加え、200億円分の優先株をみずほから取得することで、こうしたリスクを回避するねらいもあるとみられる。