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国挙げて観光客もてなし インド、国民の文化意識啓発
FujiSankei Business i. 2005/1/22
「アティティ・デボ・バーバ」
聞きなれない言葉だが、これはサンスクリット語で、意味は「来客は神様と同じ」だ。3000年以上前から、客をもてなすインド人の精神性を表す言葉として使われているという。
インド文化・観光省は、この「アティティ・デボ・バーバ」という言葉をスローガンに、インドの国民に対し、海外から訪れる観光客をもてなそうと呼びかける全国キャンペーンをこのほど開始した。
同省によると、キャンペーンはタクシードライバー、バスガイド、通関担当者、警官、レストラン経営者など観光客と触れ合う機会が多い人々を主なターゲットとして、自国文化への認識向上など、さまざまな啓蒙(けいもう)活動を展開していく計画だ。
チョウドリ文化・観光相は、「キャンペーンを通じてインドの国民に、インドの文化の豊かさや、歴史の深さなどを自覚してもらいたい。文化に誇りを持ち、文化遺産を見に来てくれる観光客に対し、より広い心で接してくれることを望みたい」と話している。
インド洋大津波などにもかかわらず、観光やビジネスなどでインドを訪れる外国人は増大している。ロイター通信によれば、昨年12月は前年同月比23.5%増の39万4166人にのぼった。
インドの主要観光地は内陸や、津波被害がなかった西海岸などにあったことから、観光産業への津波の影響はごく限られたものとなったようだ。また、経済成長にともない、海外とのビジネスも活発化しており、海外からビジネスでインドを訪れる旅客の数は引き続き拡大するとみられている。
旅行者の増大を受け、インド政府は、これまで国営航空会社しか認めていなかった国際便の運航規制を見直し、民間航空会社も国際線に進出できるようにした。
インド古来の“おもてなし”の心に訴える観光省の狙いが功を奏すれば、観光やビジネスでインドを訪れる外国人はさらに増えそうだ。
http://www.business-i.jp/news/world-page/news/art-20050121202637-NQXQMUSWKA.nwc