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火災で新工場体制に試練 マツダ/消防局、塗装棟通路など調査【中国新聞】/生産ライン年内復旧は困難 社長が現場視察【共同】
http://www.asyura2.com/0411/hasan38/msg/239.html
投稿者 エイドリアン 日時 2004 年 12 月 18 日 12:05:27:SoCnfA7pPD5s2
 

(回答先: 好況さなか地域に動揺 自宅待機に戸惑う社員【中国新聞】/山陰関連企業にも影響【山陰中央新報】 投稿者 エイドリアン 日時 2004 年 12 月 18 日 12:00:41)


会見で火災について説明する長谷川取締役
(中央)や神谷本社工場長(右)ら

 マツダの本社宇品第一工場(U1、広島市南区)の火災による操業ストップは、好調な輸出を背景に各工場で生産が拡大する中で発生した。業績好調なために皮肉にも国内の生産余力はすでに乏しく、代替生産などで対応するには限界がある。復旧作業が長期化すれば、生産の縮小などが避けられない。複数の車種を同じラインで製造する混流生産など、効率的な生産システムを築いてきたマツダも難しい対応を迫られている。(寿山晴彦)


 ▼ 代替能力には限界 長期化なら生産縮小

 影響を最小限に抑えるには、塗装工場がいつ復旧できるかが最大のポイントになる。しかし十六日は消防などの現場検証で、被害の把握も十分できていないのが実情だ。

 このためマツダは早期復旧を目指すのと並行し、宇品第二工場(U2)での代替生産の検討に入った。防府工場(防府市)は欧州輸出などが好調で第一、第二工場ともに休日出勤で対応。U2は稼働率が約25%で、同社で唯一生産余力がある。

 昨年五月の再稼働に合わせて最新設備に全面改修したU2は、ほとんどの車種を生産できる。ただ、近くミニバンの新型プレマシーや、防府工場でフル生産している主力乗用車アクセラの生産を始める計画があり、来春からのフル稼働を見込んでいた。U2で代替生産する場合、今後の新車攻勢を含めた増産計画に影響が出る恐れは否定できない。

マツダ国内工場の年間生産能力と車種
宇品第一デミオ ベリーサ ロードスター
RX―8 MPV ボンゴシリーズ3車種
268千台
第二デミオ236千台
防府第一アクセラ231千台
第二アテンザ プレマシー
トリビュート アクセラ
163千台

 塗装技術は近年、技術の高度化が進んでいる。再稼働したU2は塗装設備の更新に「数億円」を投資した。現段階でマツダは被害総額を明らかにしておらず、建物は火災保険に入っていたというものの、塗装施設の被害次第では復旧費が大きく膨らむ可能性がある。

 マツダは今年四月に府中工場を閉鎖、五月にU2を再稼働したばかり。動きだした新工場体制がいきなりつまずいた。閉鎖した府中工場はトラック対応の老朽化したラインで、U1の代替には無理がある。従業員からはU1も老朽化しているとの声が出ている。

 マツダは十一月に発表した新中期計画で、二〇〇六年までを経営再建から本格的な成長へと向かう節目と位置付けた。今回の火災に伴うハードルを乗り越え、確実な成長軌道を描くためにも、生産の急激な拡大と変化する職場環境に「落とし穴」はなかったか、再点検が必要になる。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04121734.html



マツダ火災 消防局、塗装棟通路など調査【中国新聞】

 広島市南区仁保沖町のマツダ本社宇品第一工場(U1)で十五日深夜に起きた火災で、同市消防局などは十七日、前日に引き続いて、U1の塗装工場棟の実況見分に入った。従業員が「塗料の噴射口をシンナーで洗浄する装置に火がついた」と証言していることに注目。出火場所とみられる工場二階の塗装ブース中央の通路付近を詳しく調べる。

 市消防局などのこれまでの調べでは、塗装ブースは車体の塗装と乾燥を繰り返す場所で、見分では洗浄装置付近や通路付近、ラインの流れなどをさらに詳しく調べる。

 十六日に調査できなかった空調機械室がある三階も調べるほか、従業員からの聞き取りも続ける。見分はこの日午前九時半から、市消防局や南消防署の十三人が実施している。
'04/12/17

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04121733.html



■ 生産ライン年内復旧は困難 マツダ、社長が現場視察【共同】

 マツダは17日、15日深夜に発生した火災で生産ラインが停止している宇品第1工場(広島市南区)の年内復旧は困難との見方を強めた。同日午後には井巻久一社長が同工場を訪れ、早期復旧に向け現場を視察した。
 マツダによると、塗装工場の3階部分にある空調ダクトが焼損し、2階の作業用機械の被災状況は不明。わずかなほこりやごみも嫌う塗装工程での空調設備の被害は重大で、すすなどの影響もあり、短期間で復旧させるのは難しいとみている。
 宇品第1工場では26日から来年1月5日まで年末年始の休業を予定しており、同社は年明けの早期再開を目指すが、国内生産の約30%を担う同工場の復旧のめどは、まったく立っていないという。
12月17日17時54分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041217-00000161-kyodo-bus_all

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