竹中経済財政相は１４日の経済財政諮問会議（議長・小泉首相）に、２００９年度までの中期的な経済財政運営の指針を示す「改革と展望」２００４年度改定原案を提示した。

　改定原案では、２０１０年代初頭に国と地方の基礎的財政収支を黒字化させるシナリオを明確化するため、「２００７年度以降の歳入・歳出の一体改革の検討に着手し、（２００５―０６年度の）重点強化期間内に結論を得る」と明記し、本格増税による歳入増を検討していく姿勢を示した。

　一方、経済財政政策については、「景気動向に十分配慮し、景気が極めて厳しい状況となる場合には、大胆かつ柔軟な政策対応を行う」と明記した。諮問会議内では、所得税と個人住民税の定率減税が来年度から縮小されれば景気に悪影響を与えかねないとの懸念が出ており、景気と財政再建の両立を求めたものだ。

　日本経済の現状については、不良債権問題の進展などを理由に、「長期停滞から民間需要中心の成長に移行した」と指摘したが、「デフレ克服は依然重要な政策課題だ」と強調した。

　改革と展望の改定は、来年度予算などを反映させたうえで、来年１月の閣議決定を目指す。

(2004/12/14/20:33　読売新聞　無断転載禁止)

http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20041214ib24.htm

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• Re: 増税による歳入増検討、経財相が諮問会議に原案提示　［読売新聞］【０７年度から“本格大増税”策だと】 一言主 2004/12/15 11:10:53 (0)

　

　

　

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